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『F/X 引き裂かれたトリック』 SFXテクニックで生き延びろ

『F/X 引き裂かれたトリック』 (1986) F/X: MURDER BY ILLUSION アメリカ 109分

監督:ロバート・マンデル 製作:ドディ・ファイド、マイケル・ペイサー、ジャック・H・ウィナー 脚本:グレゴリー・フリーマン、ロバート・T・メギンソン 撮影:ミロスラフ・オンドリチェク 編集:テリー・ローリングス 音楽:ビル・コンティ
出演:ブライアン・ブラウン、ブライアン・デネヒー、ダイアン・ヴェノーラ、クリフ・デ・ヤング、メイソン・アダムス

タイトルにあるF/Xとは特殊効果=Special Effects(SFX)のこと。最近ではVFXなんて言葉が主流になっているが、それらの一番大きな違いはCGの有無だろう。
ハリウッドの腕利きSFXマンが司法省から証人の殺害偽装を依頼される。犯罪組織から狙われているその人物を守るためには殺されたことにしてしまうのが一番だというのだ。衆人環視の前でSFXによる迫真に迫る殺しのシーンを成功させるが、その瞬間から主人公は警察からも犯罪組織からも追われる身になってしまう。果たし裏切り者を突き止め生き残ることができるのか?

実際のSFXの現場というのは細かく分業化されており、この映画の主人公(ブライアン・ブラウン)の様に特殊メイクから火薬効果、スタントまでこなしてしまうというのは少々リアリティに欠ける。どうせなら6~7人のSFXチームが悪に追われるというのはどうだったろうか。
SFXはかなり誇張されていて、当時SFXファンだったわたしには「そりゃ嘘だろう」というシーンも多かった。大げさなSFXよりもむしろ廊下に斜めに置いた鏡で敵同士を相打ちさせてしまう技など小技が面白い。
もっとSFXのテクニックを盛り込むか、いっそ映画ではなく冒険小説にしたら面白いのではないかというストーリーではあった。

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