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『Dr.ギグルス』 気違い医者の襲撃

『Dr.ギグルス』(1993) DR. GIGGLES アメリカ 1993/10/24鑑賞

監督:マニー・コト 製作:スチュアート・M・ベッサー 脚本:マニー・コト、グレイム・ウィフラー 撮影:ロバート・ドレイパー 音楽: ブライアン・メイ
出演:ラリー・ドレイク、ホリー・マリー・コムズ、クリフ・デ・ヤング、リチャード・ブラッドフォード、ミシェル・ジョンソン、グレン・クイン

昨日(8日)から体調が悪い。悪寒が走り胸がむかむかするして吐き気があるし、体温は37度後半から下手をすると38度台である。
取りあえず、飯食って寝ていたが今日になっても状態が改善されないので諦めて医者に行った。

「こりゃ、多分“胃腸風邪だね”インフルエンザではないと思うよ」
と医師からの診断を下される。風邪ということで少しほっとする。
点滴を打ってもらい3種類の薬を出してもらった。家に帰って、薬を飲んで昼間っから布団に入っていたら大夫と楽になった。
しかし、「相手が医者だから」となると出された薬を疑いもせずに服用したり様々な治療を受けたり、場合によっては手術で身体を切り裂かれてしまうのが医療の現場である。
もしここで、その医者がまるっきりのイカれた精神異常者だったらどうなるだろうか、というのがこの『Dr.ギグルス』である。
ギグルスというのは医者の名前ではなく“GIGGLES”=くすくす笑いなのでくすくす笑いをする医者と言った意味だろうか。『ダークマン』のラリー・ドレイクが冷静かつ論理的なようでいて根本から破綻した気違い医者エヴァンを演じている。真夜中にストレスからアイスクリームの巨大カップをやけ食いしているような奴は胃を取り出しての強制胃洗浄だ。
ヒロインは心臓疾患の持ち主で、エヴァンはこの娘を手術して治療してやろうと思っている。しかし、正規の医療知識などないのでそんなことをされては命の危機。不気味に迫り来るエヴァンが怖い。
ちなみに、この気違い医者は医者だと強く思いこんでいるだけで、実際には医者の免許などは持っていない。だからこの映画の中で繰り広げられる惨劇は実際には起こりえないはずだ。はずだが、医者だって人間だ。疲れたり精神が不安定になることもあるだろう。ミリ単位での細かさが要求される脳神経外科の手術中に「あーもう、なんかこの脳やだな。そこら辺の神経4~5本切っちゃおうかな」なんてことは本当にないのだろうか。
気に入らない患者の虫歯の治療をしていて「こいつ嫌な奴だから必要以上に痛くしちゃお」なんて考える歯科医は案外いるんじゃないだろうか。
それに、時折医療免許を持っていないのに医療行為をして捕まっているやからもいる。ブラックジャックなら話は別だが、大概はインチキくさい連中だろう。

・・・ん?なにやら背後で気配が・・・
(振り返る)
はっ!おっ、お前は!!
エヴァン「君は熱があるようだね。熱を冷ますには身体を冷やすのが良いよ」
そしてエヴァンは金属バットを振り上げた・・・ゴインっ!
・・・
・・・
・・・
うっ・・・ううう・・・頭が割れるように痛い。いったいどうしたんだ。そうが、エヴァンに殴られたんだった。
って、なんで身体が縛られているんだ。それにとても寒い。吐く息が白いがここはどこだ?
どうにか縄がほどけないかなともがいている内に足の先が冷凍マグロの堅い身に当たる。
身体が一刻一刻冷えてくる。確かにこれならば体温は下がるが、ついでに死にかねない。
『ジェイコブス・ラダー』(1990)で高熱に陥ったティム・ロビンスを氷をガンガンに放り込んだバスタブに入れて治療するというシーンがあったが、あれはかえって病状が悪化して死んだりするんじゃないかと思う。たまに洋画で登場するが、あんな治療法は本当に行われているのだろうか?

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