『ウェドロック』(1991) WEDLOCK アメリカ 101分 1992/03/07鑑賞
監督:ルイス・ティーグ 製作:ブランコ・ラスティグ 脚本:ブロデリック・ミラー 撮影:ディートリッヒ・ローマン 音楽:リチャード・ギブス
出演:ルトガー・ハウアー、ミミ・ロジャース、ジョアン・チェン、ジェームズ・レマー、スティーヴン・トボロウスキー
舞台は近未来の刑務所。そこでは脱獄防止のためある仕掛けをした首輪を囚人達に付けさせていた。その仕掛けとは首輪が二人一組で対になっており、それぞれの距離が100ヤード(約90メートル)以上離れるか首輪を無理に外そうとすると爆発して二人とも死ぬというもの。誰が自分のパートナーなのかは分からないので、脱獄しようと企む囚人が出た場合には周りの囚人が「自分が首輪でロックされた相手(WED+LOCK)なのかも知れない。巻き込まれてはかなわない」とその脱獄を阻止しようとするなど、中々優れ物のアイディアだ。『バトル・ロワイヤル』の首輪、特に『バトルロワイヤルII』)の首輪は絶対にこいつのパクリだと思うのだが、まぁどうでもいい。
せっかくのアイディアなのに「刑務所から離れた場合に爆発する」という設計が成されていなかったばかりに、自分のパートナーが女性囚人のミミ・ロジャースだと分かったルトガー・ハウアーは互いに協力して脱獄に成功してしまう。刑務所の外に出ても首輪は外せなかったので行動は共にしたまま。ミミ・ロジャースだけバスに乗り、乗り損なったルトガー・ハウアーが必死になってバスを追いかける辺りが見物か。二人が性格的にもっと反発しあっていた方が面白かったとも思うが。
恋人である金庫破りのルトガー・ハウアーを裏切って、その後も彼が隠した宝石の在処をを聞き出すために刑務所長と取引するなど手練手管を弄するジョアン・チェンの徹底した悪女振りが良い。