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『春のソナタ』 冬じゃない、春だ。春なんだってば。

『春のソナタ』(1989) CONTE DE PRINTEMPS フランス 107分 1991/01/07鑑賞

監督:エリック・ロメール 製作: マルガレート・メネゴス 製作総指揮:フランソワーズ・エチュガレー 脚本:エリック・ロメール 撮影:リック・パジェス 音楽:ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、シューマン、ジャン=ルイ・ヴァレロ
出演:アンヌ・ティセードル、フロランス・ダレル、ユーグ・ケステル、エロイーズ・ベネット

んーっ?なんか韓国ドラマみたいなタイトルだって?しかも他に『冬物語』『夏物語』『恋の秋』の四本で『四季の物語』シリーズとなってるがこれは明らかにパクリじゃないかって。

違うの、ちがーうつーの。『冬のソナタ』なるタイトルが韓国での原題でそうなのかNHKが勝手に付けたのかは知らないが、とにかく『春のソナタ』は1989年製作で1990年末公開だからこっちが本家。エリック・ロメールの『四季の物語』といえばフランス映画ファンなら必ず知っている有名作なんだってば。
もっとも、わたしは一番面白く感じた『緑の光線』(1985)でさえ感想は「つまんないよね」の一言になる程度にしかエリク・ロメールのことを評価していない。『春のソナタ』もとりあえず劇場に行ってみたけどやっぱ小さくまとまりすぎちゃってるなぐらいの感想しか持っていなかったりする。だから『冬のソナタ』だろうが『秋の童話』だろうが、どっちが元祖でも別に関係ない。

女の人で「エリック・ロメールが好き」という人がいるが、ロメールって主人公の若い女性、というか少女のことを偏執狂的かつねっとりとした視線でねちねちと描いているのだが、そこら辺は伝わっているのだろうか。「小さくまとまりすぎる」というよりも正確には「小さな箱庭に少女を閉じこめて、それをにったらにったら楽しそうに眺めている」といった感じで、少女好きな男性、つまりロリコンの人に受けるのはまだ分かるんだが、女性観客にとって気味悪くはないのだろうか。。偏執狂的な部分が案外女性には見えにくく、ロメールと同じ男性であるわたしにはそのリビドーがはっきり丸見えになっているのかも知れない。つまり、そこら辺がうっとおしいんだよな、ロメールって。

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