『ファム・ファタール』(2002) FEMME FATALE 115分 2004/12/2WOWOW録画にて鑑賞
監督:ブライアン・デ・パルマ 製作:タラク・ベン・アマール、マリナ・ジェフター 製作総指揮:マーク・ロンバルド 脚本:ブライアン・デ・パルマ 撮影:ティエリー・アルボガスト 編集:ビル・パンコウ 音楽:坂本龍一
出演:レベッカ・ローミン=ステイモス、アントニオ・バンデラス、ピーター・コヨーテ
カンヌ映画祭にゲストとして出席するトップモデルが着ている服は合計何百カラットものダイヤが散りばめられた1000万ドルもする高価な品。主人公たち盗賊は警備の隙をついてその服を偽物とすり替えようとするが、すんでの所で警備のボディガードに発見され、三人組の内一人は警察に捕まり、主人公の女性ともう一人は脱出に脱出に成功。仲間を裏切って宝石を独り占めにした主人公は、たまたま自分と瓜二つで子供を亡くしたため自暴自棄になっている女性に出会う。拳銃自殺した女性になりすましてそのパスポートでアメリカへと逃亡を図り、その飛行機内でアメリカ人外交官と出会い恋に落ちる。そして数年後、彼女は在仏アメリカ大使の妻として再びフランスに戻ってくる。決して人前に姿を現さない彼女を、パパラッチのアントニオ・バンデラスが撮影することに成功し、その写真がタブロイド誌の表紙を飾ったことから彼女に裏切られた盗賊仲間の復讐に動きだし、再び犯罪と血と銃の物語が始まる。
アントニオ・バンデラスにしろレベッカ・ローミン=ステイモスにしろ、みんな本心を押し隠した腹の探り合いが繰り広げられる。だが結局はレベッカ・ローミン=ステイモスに振り回されるアントニオ・バンデラス、所詮男は女には敵わない。
それなりに緻密な犯罪劇が繰り広げられるのだが・・・
映像的には割としっかりしているが、作品としては全体的にB級感に溢れた感じで、ブライアン・デ・パルマというのはこれぐらいの作品が一番向いているのだと思う。オチは怒る人は怒るかも知れないが、まあこういうもんだとあきらめてください。
中盤で花の配達トラックが登場するがこの後部ドアが先っちょの尖った杭が並んだ妙な作りのドアになっている。ブライアン・デ・パルマ作品で先っぽが尖ったものが登場すれば絶対誰かが串刺しになるはずだ、と観ていたらやっぱり串刺しでした。しかも二人も。相変わらずでなんかうれしい。
長回しやら画面分割などこれまた相変わらずデ・パルマ。