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『ラスト・パトロール』 元気にしてっか?ラングレンよぉ

『ラスト・パトロール』(1999) THE LAST PATOROL 95分 2004/11/23レンタルDVDにて鑑賞

監督:シェルドン・レティック 製作:ジェイコブ・コッキー 製作総指揮:スティーヴン・ブラックリー、パメラ・L・ロング、スティーヴン・メンデルソン 脚本:スティーヴン・ブラックリー、パメラ・L・ロング 撮影:デヴィッド・ガーフィンケル
出演:ドルフ・ラングレン、シェリー・アレクサンダー、ジョー・マイケル・バーク、レベッカ・クロス

始まるなり画面は4:3のスタンダードサイズに明らかにビデオな素材がインサートカットとして使われている。ひょっとしてテレフューチャー(テレビ用映画)か?
うーむ、ドルフ・ラングレンもついにテレフューチャーに出演するようになったか。まぁチャック・ノリスだってテレビシリーズに出てたしな。重要なのは劇場用かテレビ用かということではなく、その作品が面白いかどうかだ。

舞台は近未来のカリフォルニア。世紀末を何事もなく過ごした人類は繁栄という名の堕落を貪っていた。軍人のドルフ・ラングレンはある小さな軍事基地を閉鎖するため赴任したばかり。
そこに地球的規模の大地震が起こり、カリフォルニア半島はアメリカ大陸から引き離され孤島と化す。基地で生き残ったのはドルフ・ラングレンを始めたった3人の軍人だけ。そこに旅行中の夫婦や若い女性などがたどり着き必死のサバイバルを続ける。だが生き残っていたのは彼らだけではなかった。刑務所が地震のどさくさに囚人にのっとられ、ある死刑囚による支配の下恐怖の帝国となっていたのだ。
さらには予知能力などを持つ神の使いの黒人女性や、ドルフ・ラングレンが実は記憶喪失であるなどなど・・・95分にしてはちょっと要素を盛り込みすぎだ。特に、ドルフ・ラングレンの記憶喪失はストーリー上ほとんど意味が無く、なぜそんな設定にしたのか理解に苦しむ。
ジョン・カーペンターの『ニューヨーク1997』と『エスケープ・フロム・L.A.』のリチャード・プリスケン物や、永井豪の『バイオレンス・ジャック』に似た世界観であり、予算のためかスケールは小さいがそれ自体は面白い。
問題は登場人物が精彩を欠き魅力に乏しいことで、敵側のボスである死刑囚など迫力に欠けている。ちょっと頭の回転が鈍いお色気姉ちゃんのあまりにも行き当たりばったりな行動が笑えるぐらいか。
緊張感がない演出は見る側もダラダラするしかない。この作品を借りるのは他によっぽど観たい作品がない時ぐらいか。

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