『スクービー・ドゥー』(2002) SCOOBY-DOO 87分 2004/11/18レンタルビデオにて鑑賞
監督:ラージャ・ゴスネル 製作:チャールズ・ローヴェン、リチャード・サックル 製作総指揮:ジョセフ・バーベラ、ロバート・エンゲルマン、ウィリアム・ハンナ、アンドリュー・メイソン、ケリー・スミス=ウェイト 原作:ウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラ 原案:ジェームズ・ガン、クレイグ・ティトリー 脚本:ジェームズ・ガン 撮影:デヴィッド・エグビー 編集:ケント・バイダ 音楽:デヴィッド・ニューマン
出演:マシュー・リラード、フレディ・プリンゼ・Jr、サラ・ミシェル・ゲラー、リンダ・カーデリニ、ローワン・アトキンソン
クレジットにウィリアム・ハンナ、ジョセフ・バーベラの名前があることからもわかるように、『チキチキマシーン猛レース』や『原始家族フリントストーン』などで有名なハンナ・バーベラ社のカトゥーン(アニメ)が原作だとのこと。1969年から20年以上も続いた長寿番組で日本では『弱虫クルッパー』として放送された。犬の名はスクービー・ドゥーからクルッパーに変更されたこの日本版を寡聞にして見たことも聞いたこともなかった。田舎じゃやってなかったのか。ちなみにハンナ・バーベラ社は現在も存続しており、最近のヒット作は『パワーパフ・ガールズ』だそうだ。
スティーヴン・キングの『ドリーム・キャッチャー』では過去のパートでダウン症児のラディッツが『スクービー・ドゥー』のランチボックスを愛用していることになっており、アメリカでは古くから子供たちに愛されてきたキャラクターであることが分かる。
スクービー・ドゥーと若者4人による探偵社ミステリーはとある島に作られたレジャーランドで怪事件に出くわすのだが・・・
実写映画化では犬のスクービー・ドゥーをCGで再現。リアリティを極める必要のないキャラクターなので実写の人物にはさまれていてもさほど違和感がない。
原作ファン中心に作られているためか主人公たちについて詳しい説明なしに話は進んでいく。それでも人物設定がオーソドックスなのでさほどとまどわずにすむだろう。なんといっても、臆病な少年シャギー、ハンサムなフレッド、頭は切れるがガリベン眼鏡な少女ヴェルマ、おつむはいまいちな美少女ダフネというわかりやすさ。
それでもオープニングで怪人の脇にかかれられたダフネが「何でわたしばっかりさらわれ役なのよ~」と叫び、その後修行を積んで“クロオビ”を取って再登場する。何のクロオビだかよくわからないが格闘要員として活躍するので、少しは設定に変化があったらしい。
ストーリーは明快単純。島で悪事をたくらむ謎の人物との対決と、一度バラバラになった主人公たちの絆が再生する様を描く。子供向けの映画をきっちり子供向けとして作っている。その割には主人公たちの見た目は20歳ぐらいでもう少し若くて10代半ばでもいいんじゃないだろうか。子供向けだとちゃんと分かった上で観るとそれなりに楽しめるし、下品なところや残酷なシーンはないので子供に観せるにも問題なし。
ローワン・アトキンソンがちょっと意外な役を楽しげに演じている。相変わらず妙な人だ。
日本での興行成績はおそらく惨敗だったと思うが、本国アメリカではヒットしたようで続編も製作されたが、そちらは未観。