FANTASTIC!BOXというDVDボックスを見つけたのだが、これがとてもそそられるラインナップで物欲が刺激される。
なんといっても藤岡弘が現代アメリカに蘇った侍を演ずる『SF/ソードキル』がうれしい。藤岡弘の「どこじゃここは。なんじゃこれは」と久々に聞いてみたい。「トシロー・ミフネ」も楽しみだ。
他には『プリズン』『ハードカバー/黒衣の使者』『ダーク・エンジェル』『ウォンテッド』などなど。『ソードキル』は日本未公開でビデオ発売のみだったが、『プリズン』~『ウォンテッド』は劇場で観ている。どれもいわゆるB級映画で面白さ爆発な作品ばかりだ。もう一度観直してみたいが1作品4000円台はちょっと高い。あまり数が売れる物ではないからこの価格でもしょうがないのだろうが、これが2000円ぐらいだったら迷わず買ってしまうのに。レンタル品として出てくるのも期待できないだろうし残念だ。古くからある大型ビデオレンタル屋だと、まだビデオ版が残っている可能性は大きいのでビデオで思い出した記念に観るか。たしか近くのビデオ屋で『ダーク・エンジェル』(米国TVドラマではなくドルフ・ラングレン主演SF)や『プリズン』は見かけたことがある。
静かなサスペンスとして進んで、ラストでいきなりモデルアニメーションの怪物が登場する(これがまた良い出来なんだ)『ハードカバー/黒衣の使者』も再観したいが、あれは見かけなかったが、なにぶんその店はジャンル分けが非常にいい加減なのでサスペンス、ホラー、SF、アクションのどこにあるかで探すのにまず苦労する。コメディの棚にあってもあの店の場合驚かない。
わたしとしてはC級映画の『ドールズ』や『ナイト・オブ・ザ・コメット』は興味がないので、BOXのみでなく単品のしかも廉価版を発売してくれないだろうか。たしかに、出してくれるだけでもありがたくはあるのだが・・・うーん、『ダーク・エンジェル』だけでも買おうかなぁ。あれは悪役宇宙人もぶっ飛んでてスペースガン(キャリコピストルベースのプロップガン)の100連発&着弾点大爆発もイカすしなぁ。4,500円かぁ・・・
それを言い出すと、悪役ジーン・シモンズの死に方も楽しい『ウォンテッド』も欲しいしなぁ・・・
レニー・ハーリンのハリウッドデビュー作である『プリズン』は・・・買うまではないな。レンタルビデオになったからあれで十分。このころからすでに難しいことは考えないあるいは考えられない監督だったよなぁ。
80年代後半から90年代初頭は、わたしが一番映画に熱中しており映画館に足繁く通っていた時代だ。やはりその時期に観た映画が一番記憶に残っているし好きな作品の占める率も高い。
60年代からの“ニューシネマ”からようやく抜けだし、一転して娯楽映画へのシフトが進んで理屈抜きで面白い映画が主流になったが80年代後半であると思う。だがその“理屈抜き”は観客にとっての“理屈抜き”であって、制作者側は面白がらせるために知恵の限りを尽くしていた。『ダイハード』(1988)などまさにそうだろう。
最近の映画に作り手の知恵があまり感じられないのはわたしも年を取ったということだろうか。