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『リディック』 カッコつけすぎだろ

『リディック』(2004) THE CHRONICLES OF RIDDICK 2004/8/8鑑賞

監督:デヴィッド・トゥーヒー 製作:ヴィン・ディーゼル/スコット・クルーフ 製作総指揮:テッド・フィールド/デヴィッド・ウォマーク/ジョージ・ザック 脚本:デヴィッド・トゥーヒー 撮影:ヒュー・ジョンソン 音楽:グレーム・レヴェル
出演:ヴィン・ディーゼル/ジュディ・デンチ/コルム・フィオール/タンディ・ニュートン/ニック・チンランド/カール・アーバン/ライナス・ローチ/アレクサ・ダヴァロス/キース・デヴィッド

ヴィン・ディーゼルカッコつけすぎ。『ブレイド』のウェズリー・スナイプスと競演したらさぞかしうっとおしい映画になることだろう。
前作『ピッチブラック』は『グランド・ツアー』や『アライバル』のデヴィッド・トゥーヒーらしい良く出来た低予算SF映画だったが、ヴィン・ディーゼルの俳優としての成功も受けて予算をつぎ込んだ大作として製作された今作は、とにかく大味で派手な画面に始終するだけの作品になってしまっている。これは厳密には“SF”ではなく“スペースオペラ”だ。
そもそも、話がよく分からない。別にストーリーが難解で複雑という訳ではなく、誰がどんな役割で何をしたいのかがさっぱり分からずまとまりがないのだ。まるでトラブル続きで脚本家が何人も交代になり、それぞれが書いた部分部分をパッチワーク状に繋ぎ合わせたかのような脚本だ。クレジットでは脚本は監督のデヴィッド・トゥーヒーだけだが、これまでの脚本作を観ると割と良い本を書く人なのだが。
いきなりリディックが「実は絶滅したなんちゃら族唯一の生き残りだ」とか言われても、風呂敷を広げすぎて収集がつかなくなり破綻した日本のマンガ・アニメじゃないんだから。でもって、取って付けたようなラストには激しく疲れる。
前半には明暗が激しく点滅するシーンが多くて目が疲れる。ピカチュウ発作で倒れる観客とかいなかったんだろうか?これ、このままだと日本のテレビ規定に引っかかり放映出来ないんじゃなかろうか。
戦闘シーンは多いが、音やカット割りによるごまかしばかりで興ざめ。敵側の衣装や建造物など美術ががんばっているのが数少ない見所か。

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