ワーナーから出た『マルクス・ブラザーズ コレクターズ・ボックス』を購入。
マルクス兄弟主演6作品が5枚組で9,500円は暴れ出したくなるほどお買い得。収録されているのは『オペラは踊る』(1935)、『マルクス一番乗り』(1937)、『マルクス兄弟珍サーカス』(1939)、『マルクスの二挺拳銃』(1940)、『マルクス兄弟デパート騒動』(1941)、『マルクス捕物帖』(1946)。中期以降のMGM時代作品だ。
初期であるパラマウント時代の5作品の内『けだもの組合』(1930)、『御冗談でショ』(1932)、『我が輩はカモである』(1933)はユニバーサルから『マルクスブラザース コレクションBOX』として9,800円で発売済み。
どうにもBOXの名が似ていてややこしい。それから、ワーナーは『ブラザー“ズ”』、ユニバーサルは『ブラザー“ス”』と表記に食い違いがある。ではどちらが正解かというと、もちろん『マルクス“兄弟”』に決まっている。
値段はほとんど同じだが、収録数は6作品と3作品。ぱっと見ワーナーの方がお得だが、ユニバーサルの方にはコメディ映画史に燦然と輝く『我が輩はカモである』が入っている。答えはもちろん「どっちも買え」なのだが、マルクス兄弟作品を観たことがない人が「どんなのだろうか?」と買うにはセット売り9,000円台はちょっときつい。レンタルDVDにはなっていないようだが、出来ればレンタルもして欲しい。まずは借りてきてマルクス兄弟初体験をし、そこからはまってマルクス兄弟主義者が増えていくのではないだろうか。
そもそも、わたしがマルクス兄弟と出会ったのは1987年の夏。地元の古い映画館だった。
ジャッキー・チェンの『プロジェクトA2』(1987)と『漂流教室』(1987)の二本立てを観に行ったところ、夏休み企画としてだったのだろうか更に一本増えて三本目として上映されたのが『マルクスの二挺拳銃』だったのだ。
あらかじめマルクス兄弟作品の上映があると知っていたならまだしも、予想しておらずすっかり油断しているところへ突然あのけたたましくイカれたバカ騒ぎに襲いかかられ、ガツンと良いパンチをもらってしまった。『漂流教室』の大きな失点も、『二挺拳銃』ラストの機関車大暴走で帳消しの上に大逆転となった。
それから、「マルクス観たい、マルクス観たい」とぶつぶつ唱えるようになった。これが東京に住んでいたなら名画座などで観る機会もあったろうが、出来ることといったら品揃えの多いレンタルビデオ屋の話を聞いては探しに行くぐらいで、当時ポニーキャニオンから出ていたMGM作品をようやくいくつか観ることは出来た。
未だに『ココナッツ』『いんちき商売』『ルーム・サービス』は観ていないが、どこかがソフト化ないし放映して欲しいものだ。
・・・と思っていたら2005/03/25に『ザ・ベスト・オブ・マルクスブラザース』の発売が決定。だからマルクス兄弟だっつーてんのに。もうどれがどのBOXだかさっぱりわかりゃしない。
『ココナッツ』『けだもの組合』『いんちき商売』『御冗談でショ』『我輩はカモである』の5作品収録で「おいおい、マルクスブラザース コレクションBOXと3作品もかぶってんぞ。どうせ同一マスターだろうから、せめてばら売りしてくれよ。そしたら『ココナッツ』と『いんちき商売』だけ買うから」と思うんだがどうせセット売りのみなんだろう。前2BOXが結構売れたのだろうか。ちなみに8,379円。
ともあれ2005年3月末のマルキシストは今夜も眠れないぞ。