『デルタフォース3』(1991)
監督:サム・ファーステンバーグ 脚本:アンディ・ドイッチ/グレッグ・ラター/ボアズ・デヴィッドソン 撮影:アヴィ・カーピック 音楽:ロバート・トーマス・メイン
出演:ニック・カサヴェテス/エリック・ダグラス/マイク・ノリス
カーク・ダグラスの息子でマイケル・ダグラスの義理の弟であるエリック・ダグラスが7月6日に亡くなった。
エリック・ダグラス、そんなのいたのか?とフィルモグラフィを調べたら80年代に3本、89年に日本のVシネマ『クライムハンター2裏切りの銃弾』、そして91年の『デルタフォース3』があるようだ。
わたしが観ているのは『デルタフォース3』だけだが、どの役だったかすぐに思い当たらなかったが、顔写真を見てわかった。デルタフォースの一員で爆薬の専門家サミーだ。この男、任務に向かう飛行機の中で「軍を退任したら花火会社を設立するんだ」と仲間に話しており、部隊を脱出させるため爆弾を抱えて押し寄せる敵に飛び込んで自爆する。“戦争映画でその手の発言をしたらラストまでに死ぬ”の法則はやはり正しいようだ。
他の出演者は、主演のデルタフォース指揮官役ニック・カサヴェテスはジョン・カサヴェテスの息子。空手アクションを炸裂させるマイク・ノリスはチャック・ノリスの息子。2世揃いの2世ムービーだったのだ。
ただ、マイク・ノリスはぱっと見だとチャック・ノリスの息子ではなく弟ぐらいに見える。何故かというと、額がかなりヤバイ。かなり上の方までM字型に上がってきていて、とても28歳の頭ではないのだ。
それぞれに有名な俳優の息子たちが主演したこの映画だが、あまり面白くはない。当時敵国だったロシアの特殊部隊と組んで敵地へ侵入しアラブ人テロリストのリーダーを拉致し、テロリストによるアメリカでの核爆発を阻止するが、アクションシーンになっても盛り上がってこない。ダラダラと緊張感なく展開していき、やる気のないラストをむかえる。サミーとロシアの爆薬専門家が友情で結ばれていく辺りは良かったが。