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『ツイ・ハークの霊戦英雄伝』 名前入りの法則

『ツイ・ハークの霊戦英雄伝』(2002) 僵屍大時代

監督:ウェルソン・チン 製作・脚本:ツイ・ハーク
出演:ユー・ロングァン/ケン・チャン/マイケル・チョウ/ラム・シュー/チン・グォクン

「タイトルに役者や監督の名前が入っている作品はイマイチである」という法則があるが、この作品もその一つ。
ツイ・ハークの脚本はまとまりがないことが多いので、それを観客に感じさせない勢いで見せることが重要なのだが、師匠とはぐれた4人の弟子たちが婚礼の準備で忙しい金持ちの館を訪れる辺りからもはや物語は失速していく一方だ。財産目当てで妹を嫁に送る兄やキョンシー使い、使用人の娘などが登場してくるが、どの人物も魅力に欠け物語の牽引力とはならない。

久しぶりのキョンシー映画ということで期待していたのだが、最大の敵キョンシー大王は腐敗していて見た目はルシオ・フルチ作品のゾンビ、赤外線で熱を関知する視力はプレデター、怪力はフランケンシュタインの怪物ときている。これでキョンシーステップがなかったら詐欺で訴えていたところだ。
キョンシー大王の倒し方は「えっ?これで終わり?」というあっけなさ。てっきり、やっつけたと一息ついたところで、バラバラになった死体が再びつなぎ合わさって襲いかかってくると思ったのだが。
本家ともいうべきワイヤーアクションは、目新しいアイディアこそなかったもののさすが。逆を言えばそれぐらいしか見るところがない。
弟子の一人が『少林サッカー』のキーパーだったのは収穫と言えば収穫だが、自分の中でどこに分類したらわからない微妙さだ。

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