『復讐の夜想曲』(1987) 1988/12/24 香港映画祭in名古屋にて鑑賞
監督:ラン・ナイチョイ 脚本:マンフレッド・ウォン 出演:チン・シュウホウ/アレックス・マン/パット・ハー
細かいいきさつは忘れたが賭博ボクシングのボクサーに身を落としてしまった主人公。
だが持ち前の根性と粘り強さで勝ち残っていく。
そんな彼がついにボスキャラ的存在のチャンピオンと対戦する。
ファンファーレの中スポットライトを浴びて登場してきたのは、ピョンピョン跳ねるカンガルーだ。
???カンガルー???
そう、無敵のチャンピオンとはグローブをはめたカンガルーだったのだ。もちろん人名ではない、オーストラリア原産の有袋類であるカンガルーだ。
もう場内は大爆笑の嵐。
普通の映画館だったら失笑も混ざるところだが、さすがクリスマスイブに“未公開香港映画”オールナイト4本立て興行を観に来ているコアな客だ。
「シリアスな話だというのにしょうもないギャグを入れるなぁ。やっぱ香港映画はあなどれない」と思っていた。
だがこのカンガルー、ひとたび戦い始めると無茶苦茶強い。
素早いフットワークで主人公を惑わせ、パンチだけではなくボクシングだというのに後ろ足でキックも入れる。ルールおかまいなしの様子はまるで野獣だ。いや、もともと獣だが。
わたしはオーストラリアに行っても、カンガルーだけには喧嘩を売るまいと強く思いましたよ。いちゃもんをつけるならコアラぐらいにしておきます。ちなみにカモノハシは間抜けな顔をしていながら雄の場合後ろ足の爪に毒があるそうなんで気をつけましょう。まぁ、あまり日常生活でカモノハシと対決する機会もないでしょうが、念のため。