『復讐のハイウェイ』(1988) 1989年前半に鑑賞
監督:フランシス・デリア 脚本:ダレル・フェッティ/フランシス・デリア 出演:ダーラン・フリューゲル/ジェームズ・ルッソ/リチャード・ベルザー/ビリー・ドラゴ
モーテルかどこかの窓から高架になっているハイウェイのジャンクションが見えるシーンが印象に残っている。
ハイウェイを車で走っているところを何者かに狙撃され夫を失ってしまった女性主人公。
悲しみに暮れる彼女の前に一人の神父が現れる。その神父役がビリー・ドラゴ。おい、お前の正体は狙撃犯だろ。神父の服に十字架を下げていても、舌を出すと先が二つに割れていそうな顔をしている。うん、絶対こいつが犯人だ。
と、登場するなり思いこんでしまったが、実際の犯人は誰だったかはともかくとして、やはりビリー・ドラゴは悪人面だ。チャック・ノリスの『ザ・ファントム/地獄のヒーロー4』(1988)では連続殺人鬼であるファントムが収監されていた精神病院の担当医として登場し、「あっ!きっとこいつが裏からファントムを操っているに違いない」と思いこんだのだが、結局その正体はただの精神科医のままだった。
『ペイルライダー』(1985)の悪徳保安官の部下などで脇役としてキャリアを積み、大作『アンタッチャブル』(1987)では白いスーツを着た殺し屋役に抜擢。裁判所の屋上でケヴィン・コスナーと対決して地面へと真っ逆さまに落下したその瞬間がこの人にとって最大の華だったのかもしれない。
『ザ・ファントム/地獄のヒーロー4』での精神科医役は、悪役だけではなく普通の役へも幅を広げようとしたのだろう。だが、多くの人がわたしと同じように「いや、実は悪人だろう」と感じたのか、その後は再び悪役路線まっしぐら。しかも悪役のくせにどこか親しみが持てるといったタイプではないのでB級映画中心。
『川島なお美 in ドール』(1997)という日米合作の(実際にはアメリカで撮影したVシネマだろう)サスペンス映画にも出演しているそうだが・・・わたしはなんか悲しくなってきたよ。
『トレマーズ4』(2004)でとりあえず元気そうなのは確認できたし、息子のダーレン・E・バロウズというのも役者になったようなので、親子悪役でもやってくれないだろうか。