『ル・ブレ』(2002) LE BOULET 監督:アラン・ベルベリアン/フレデリック・フォレスティア 脚本:トマ・ラングマン/マット・アレクサンダー 出演:ジェラール・ランヴァン/ブノワ・ポールヴールド/ジョセ・ガルシア/ロッシ・デ・パルマ/ジャイモン・フンスー/ゲイリー・ティップレディ/ジェラール・ダルモン/ジャン・ベンギーギ
あまり期待していなかったのだが、これがなかなか面白い。
刑務所を脱獄した悪党と看守が、1,500万ユーロのToto当たりくじを持った看守の奥さんを追いかけて一路アフリカに向かう。そして悪党を弟の敵として狙っている奴も後を追う。強面の悪党とどこかピントの外れたおしゃべりな看守によるオーソドックスな珍道中っぷりがうれしい。
しかし、奥さんの鼻でかいな。鼻が高いと鼻がでかいは別なんだ、納得。
ところどころには無意味に派手なアクションが繰り広げられる。
映画前半の、『1941』ばりに支柱から外れて転がっていく巨大な観覧車と、それを挟んでの車とバイクでのチェイスシーンはかなりの迫力。CGとミニチュアと部分的な実物大セットを駆使してかなり強引に映像化しているのだが、映画の勢いで見せてくれる。『少林サッカー』(2001)に近い感じか?
そして、その派手なシーンがストーリー上ほとんど意味がない点も、個人的には好きだ。これからどんなアクションを展開してくれるのかと思ったら、ひたすら悪党と看守の掛け合い。さっきのは何だったんだっつーの、まったくぅ。
リチャード・キール(007のジョーズ役)のそっくりさんが、本家にも負けず劣らずの味を出している。ラストのオチにもなっているし。