『ペイ・フォワード』(2000) 監督:ミミ・レダー 出演:ケヴィン・スペイシー/ヘレン・ハント/ハーレイ・ジョエル・オスメント/ジョン・ボン・ジョヴィ/アンジー・ディキンソン
わたしの好きな役者ケヴィン・スペイシーが出ているから観に行ったんで、監督のミミ・レイダーや『シックスセンス』のガキハーレイ・ジョエル・オスメントなんぞには興味はない。
これは以前にも書いたし、わたしが昔から言っていることではあるが、原題をカタカナにしただけの邦題はやめてほしい。配給会社の社員の頭は何のために付いているんだろうか?気の利いた邦題を考えてもらいたいものだ。
しかもこの作品、原題は『PAY IT FORWARD』であるから『ペイ・イット・フォワード』になるはず。この『イット』を取る意味が分からない。キチンと説明して欲しいもんである。
人に助けられたらその見返りとして他の3人の人を助ける。それが『PAY IT FORWARD』(先に贈る)だ。
それをどんどん進めていけば皆が助け合って世の中が変わると考えた少年が、「幸福のネズミ講」容疑で逮捕されるといった内容である。
嘘である。
でもまあ、「幸福のネズミ講」の話だと思ってもらえば、そんなに間違いはないだろう。
ケヴィン・スペイシーは火傷で顔が引きつった教師役で、登場シーンとかはなかなかいい。謎を秘めた人物って感じで圧倒感がある。しかしそれは最後まで持続せず、途中には火傷を負うことになった自分の過去を全て話してしまい、普通のオジサンになってしまう。残念。
少年を中心としたメインのストーリーと、「先に贈る」をの始まりを捜し求める記者との時間軸の異なるストーリーが上手く絡み合っていて、構成自体は悪くない。だが、ラストには話を盛り上げるためだけに人を殺してしまう安直さなど、一練りも二練りも足りない。
それなりのアイディアがあったのだから、もっと練りこんで欲しかった。