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『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』 アイルランドから来た復讐鬼

『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(1994)  BLOWN AWAY  監督:スティーヴン・ホプキンス 脚本:ジョー・バッティア/ジョン・ライス 出演:ジェフ・ブリッジス/トミー・リー・ジョーンズ/スージー・エイミス/ロイド・ブリッジス/フォレスト・ウィッテカー/ステフィ・ラインバーグ/ジョン・フィン/ケイトリン・クラーク

 久しぶりに『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』(1994)を観ていた。久しぶりというより劇場公開以来。
 監督のスティーヴン・ホプキンスは『プレデター2』(1990)の冒頭のストーリーにはほとんど関係ない銃撃戦以来のファンだし(『ロスト・イン・スペース』(1998)はさすがに弁護するにあれな出来だったが)、主演のジェフ・ブリッジスとなによりロイド・ブリッジスの不敵なジジイっぷりがいい。悪役の爆弾魔がトミー・リー・ジョーンズだったりするのはちょっと時代を感じさせる。もうトミー・リー・ジョーンズは悪役をやる人じゃなくなったからね。でも悪役似合うんだよなぁ、顔とか。
 主人公は元IRAの闘士として爆弾作りをしていたのだが、ある事件をきっかけにアメリカに逃亡、身分を変え今では警察の爆弾処理班で働いているという適材適所なリクルート。とりあえず爆弾処理班員が爆弾魔に転職するよりかは世間のためになっていると思う。しかし、アメリカの警察官採用ってそんなに簡単かね。日本だと身内に前科者がいないかとか共産党員がいないかとかあれこれ内偵が入るなんて噂を聞くが。
 時折入る、爆発する瞬間の起爆装置のスイッチとかのクローズアップが意味無くて好き。やはり、基本的に緻密に脚本を追っていくというよりその場をどう盛り上げるかを重視した演出だと思う。
 教官として地雷処理の抗議を行うシーンがあるのだが、受講生の中にキューバ・グッディング・Jrを発見。まともにセリフもないような本当に脇役。
 メジャー系作品では『アウトブレイク』(1995)のヘリパイロットや『ザ・エージェント』(1996)のアメフト選手で世間にも知られアカデミー助演男優賞を取ったキューバ・グッディング・Jrの下積み時代ってとこだろうか。そういえば、ホプキンスの『ジャッジメント・ナイト』にも出てたな。
 主人公は爆弾処理係だが一応刑事映画に分類。ちょっと違うかも。

 それにしてもロイド・ブリッジスがいい。
 役者としてあまりこれという作品には出ておらず、ジェフ、ボー・ブリッジスの父親といった程度の認識しかもたれておらず。なんとかコメディファンが晩年の『ホットショット』などを評価しているぐらいが現状かと思うのだが、『ブローン・アウェイ』はそんなロイド・ブリッジスのタフさふてぶてしさ、そして優しさが感じられる役柄だった。ロイド・ブリッジス、1998年逝去。

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