『ハルク』(2003) THE HULK 監督:アン・リー 脚本:ジェームズ・シェイマス/マイケル・フランス/ジョン・ターマン 出演:エリック・バナ/ジェニファー・コネリー/ニック・ノルティ/サム・エリオット/ジョシュ・ルーカス/ブルック・ラングトン/カーラ・ブオノ/マイク・アーウィン/ルー・フェリグノ
ストーリーとか役者の演技とかは取りあえずおいておくとして、“ハルク”にはどうコメントしたらいいものやら。
昔やってたテレビのハルクの方がリアリティあるんじゃない?あっちはたんにムキムキのおっちゃんが身体を緑に塗りたくってるだけだが、今回のCGハルクよりは・・・
現時点ではまだCGで全てを表現をするのは難しいと言うことなんだろう。もちろん、CGIスタッフの能力や予算・期間などにもよるだろうが、怪力を持った巨大な男を感じさせてくれないのは致命的だろう。大暴れしてもまるで紙細工の中で暴れているようで、画面に重量感がない。力強さが伝わってこないのだ。 いっそのこと背景から登場人物から全てCGのCGアニメにしてしまった方が良かったのではないだろうか。
ジェニファー・コネリーもニック・ノルティも無駄に使われていて残念。
アン・リーの演出はドラマ部分とアクション部分がかみ合っていなくて、まるで二本の映画を無理矢理繋げてしまったかのよう。
ハルクをいう怪物を自らの中に抱え込んでしまった主人公ブルースの苦しみや悲しみはそれなりに表現出来ているし、アクションの見せ方自体は上手いと思うのだが、それらがストーリーの中で生きてこない。つまり中途半端。
何かちょっとした差で面白い作品になっていたのかも知れないので残念。
ハルクは坊ちゃん刈り。やんちゃに見えて育ちは良いのかも知れない。