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『戦場にかける橋2 クワイ河からの帰還』

『戦場にかける橋2 クワイ河からの帰還』(1989) 監督:アンドリュー・V・マクラグレン 出演:エドワード・フォックス/デンホルム・エリオット/仲代達矢/クリス・ペン/ジョージ・タケイ

戦場にかける橋“2”である。
前作「戦場にかける橋」のリメイクではなくてその後のお話と言う設定だ。なるほどクワイ川からの帰還というわけだ。
戦争アクションを期待して見に行かれた方にはちょっと物足りないかもしれないが、これがなかなか面白い。
まず監督がアンドリュー・V・マクラグレン。ベテランである。B級アクションなら任せておけの男だ。
主演がエドワード・フォックス。そういえばマクラグレン作品「ワイルドギース」の続編にでていたが、いや関係無いだろう。他に、クリストファー・ペン、ティモシー・ボトムズ、そしてデンホルム・エリオットである。
中でもデンホルム・エリオットは、ゲリラ活動を指揮しているイギリス軍人を演じているが、これがいいのだ。元獣医のくせして平気で人を手術しておいて「人間も人もかわらん。」と言ってのけたり、マシンガンを乱射したりと大活躍である。その挙げ句あっさり死んでしまったりして最後まで私たちを楽しませてくれる。

仲代達也は捕虜を気遣う日本将校で、いい役だが面白味にかけている。
それに対しジョージ・タケイの演ずる田中は実ににくたらしく、なかなかの悪役ぶりだ。ラストのエドワード・フォックスとの燃えさかる船の上での対決など実にうれしい。全然関係無いが「ジェシカおばさんの事件簿」にも田中という役で出演していた。
往年の戦争映画の片鱗をうかがわせ、また収容所もの、脱走ものとしてもなかなかに面白いこのB級映画が私は大好きである。
重苦しくない戦争映画と言うのも久しぶりだ。
昔のような戦争超大作はもう望むべくもないが、しかし記憶の片隅に押しやるのはまだ早いと、この作品は教えてくれる。
マクラグレン万歳だ。

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コメント (2)

ネスカフェ:

東森さん

私も割とこの作品は好きですね。冒険映画としても割とよく出来ていて、ゲリラ、脱走、船沈没、クーデターなどいろいろな要素が入っていて飽きない作りになってますね。この作品の仲代達矢は好きですね。英国人は鬼だと思い込む少年に、英国留学していたことを話して、「なんで鬼なのに食べられなかったの?」といわれ、大笑いするシーンや救命ボートで脱出するシーンで敵将校と互いに敬礼しあうところなど、制作側が敬意を持って起用していることが良く分かる役柄だったと思います。

東森時音:

ネスカフェさん

下手に『戦場にかける橋』の続編でなければB級戦争アクションと受け入れられたのではないかと思います。
さらに、日本軍と連合軍の異なる立場と異なる考え方、そして共通する部分、誇りと狂気が描かれていて好きなんですけども、「これのどこが『戦場にかける橋』と関係あるんじゃあ」と言われると確かに関係ない。
外国人捕虜と日本軍人の関係なんかは『太陽の帝国』よりも上手いんじゃないかと。
おそらく劇場公開時に観たきりで、近場のレンタルビデオ屋が実質レンタルDVD屋になっていてビデオソフトは置いていない状況では、次に観ることが出来るのはいつの日か……

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