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『キング・ソロモンの秘宝』

『キング・ソロモンの秘宝』(1985) 原作:H・R・ハガード 監督:J・リー・トンプソン 出演:リチャード・チェンバレン/シャロン・ストーン/ハーバート・ロム

 『レイダース失われたアーク』が1981年だから、時期的には二番煎じな作品なのですが、H・R・ギーガーじゃなかったH・R・ハガード原作でして、1937年など過去にも映画化されているので、そもそもはこちらが本家と言えなくもないかと。『レイダース』はスピルバーグとルーカスが昔の冒険活劇みたいやりたいってんで作ったんですからね。
 アフリカを舞台に冒険野郎クォーターメインと行方不明になった考古学者である父を捜す女性が、キング・ソロモンの秘宝をめぐってドイツ軍とやりあう。と、典型的な冒険物語です。人食い人種に巨大な鍋で煮られて食われそうになるなんて、今時なかなかありませんよ。
 ドイツ軍の乗った列車に銃を持って突っ込んだクォーターメインが、あまりの敵の多さにラッパを吹いてごまかすなど笑えるシーンも多く、分類上はアクション・コメディですかね。
 ドイツ軍側の悪人として『レイダース失われたアーク』でインディに協力するエジプト人をやっていた人が出ています。このキャスティングはわざとなんでしょうねぇ。こいつは底なし沼に兵隊を進ませておいてそこを機関銃でバリバリ撃ち、その死体の上を歩いて渡るなど、根っからの悪党です。
 監督はJ・リー・トンプソン。ベテランらしくきっちり楽しませてくれます。主役はリチャード・チェンバレンとシャロン・ストーン。この頃のシャロン・ストーンは割と良かったですね。その後はどーにかしてくれって女優になってしまいましたが。
 続編も作られましたが、そっちはクソです。

2003.09.26追記
 『キングソロモンの秘宝』のDVDが出る~。
 同じアラン・クォーターメインが主人公の『リーグ・オブ・レジェンド』の公開が近いからだろうか?
 『リーグ・オブ・レジェンド』のクォーターメインはショーン・コネリーだが、こちらはリチャード・チェンバレン。わりと好きな役者なんだが、あまり賛同を得たことがない。やはり『タワーリング・インフェルノ』がいかんかったのかなー。そういえば、『ボーン・アイデンティティー』が昔テレヒューチャーになったときボーンを演じたのもチェンバレンだった。記憶がない状態で、渡された拳銃を本人が意識することなく勝手に手が動いて分解するシーンがカッコよかった。
 てなわけで、12月5日に発売である。
 それにしてもDVDの通販サイトディスクステーションでの商品紹介がなんとも悲しくて・・・ストーリー紹介の最後に
 「冒険映画の要素は充分備えているのに、安っぽい効果と要領を得ない演出が退屈な作品にしてしまっている。」
 だって・・・きっちり冒険コメディ映画に仕上がってるわい。安っぽい効果ったって『レイダース』とは予算が1桁か2桁は違うんだぞ。要領を得ない演出だと、監督は御大J・リー・トンプソンだぞっ!っていうか、ほぼ基本通りに冒険ものの演出やってるぞ。どこが“要領を得ない”んだ?ひょっとして、時々入る不条理系のギャグをあんたが理解できてないだけじゃないのか。
 どうにも売る気がないんじゃないかと思わせる商品紹介だ。いらない物まで思わず買わせてしまうテレビショッピング(特に海外系)の話術を見習えっ! じゃぱねっとたかたの社長に弟子入りしてこいっ!

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コメント (2)

オンリー・ザ・ロンリー:

旧くはS・グレンジャーと確かD・カー二人のを観ていますがR・チェンバレンとS・ストーン(まさか大女優になるとは想像もつかなかった。竹内結子がウルルンに出て・・。と比較してはすまないが)のも楽しかった。面白いかったな。「首都圏型アクションもの」が多い中、これは貴重品と思いますね。チャンバレン、以前はTV(ドクター・キルディア)もあって好きだったが出ないですねー、この頃。ご存命ですよね?。気にしてなかったけどトンプソン作品なんだ。

東森時音:

オンリー・ザ・ロンリーさん

リチャード・チェンバレンはこのところ映画出演はほとんどなく、テレビに若干出ているぐらいなようです。
好きな作品なんですが、どこでも駄作扱いされていて悲しい限り。J・リー・トンプソンが楽しんで撮っているのが感じられて面白いんですけどね。

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