『狼~男たちの挽歌最終章』(1989) 喋血雙雄/THE KILLER
製作:ツイ・ハーク 監督・脚本:ジョン・ウー 出演:チョウ・ユンファ、ダニー・リー、サリー・イップ、チュウ・コン
脚本、役者の演技、アクション、その他もろもろを合わせると、ジョン・ウー作品の中で1番完成度が高い作品ではないかと。
ちなみに日本の配給会社が勝手に挽歌シリーズにしてしまっただけで、ストーリーは『男たちの挽歌』と関係ありません。
殺し屋チョウ・ユンファは殺し中の事故でヒロインサリー・イップを失明させてしまう。
罪の意識を抱いたチョウ・ユンファは正体を隠してサリー・イップに近づき、彼女の面倒を見始める。
彼を追う刑事と拳銃を突き突きつけ合ったまま、サリー・イップに「友達だ」と紹介するなど、名シーンも多い。
ラストの教会での銃撃戦は見もの。
後のジョン・ウーのトレードマークとも言える鳩が飛び、ショットガンでマリア像が吹っ飛ぶなどが印象に残っている。
『ミッション:インポッシブル2』ではジョン・ウー的記号でしかなかった鳩が、この作品では演出的技法として使われており、素晴らしい。
マリア像や十字架のカットインも素晴らしい。
男の中の男の映画。
今回の敵側ボスは『男たちの挽歌1,2』で手下をやっていた人。
う~ん、出世したもんだ。