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どーだ、ほら悲しいだろ。泣けよ泣け

『死に花』(2004) 監督:犬童一心 出演: 山崎努、宇津井健、青島幸男、谷啓

観に行こうか迷っているのがこの『死に花』です。
老人ホームのジイさんたちが最後の死に花にでかいことをやろうと銀行の金庫に向けてトンネルを掘り始める。目指すは17億円!
ストーリーにもキャストにも、なんかこうワクワクするものを感じるんですが、問題は最後まで明るく楽しくいってくれるかってことです。
ラストには仲間のうち誰かが死んだりして“泣かす”路線になるんじゃないかと思うと不安で。
別に人が死ぬのはいいんですが、死=泣かせはイヤなんです。「どーだ、ほら悲しいだろ。泣けよ泣け」っていう演出をされると思いっきり引いてしまうんですよわたしは。
でも、日本人はシリアスな話や泣ける話が好きですからねぇ。
何と言っても国内作家の小説で一番売れたのが『世界の中心で、愛をさけぶ』なんでしょ。しかも、映画化されて現在大ヒット中。

今時、“不治の病”ネタですかぁ?

確か、高田文夫の言葉で「シリアスはいいよな。最後に殺しちゃえばいいんだから」というのがありましたが、まさにその通り。

しかも、“白血病”ですかぁ?

今は1970年代かっつーねん。せめて病気ぐらい新ネタを探してきて欲しいもんです。
まぁ作家が何を書こうが勝手ではあるんですが、これが大ヒットされるとなんかこうイヤだなぁと。

でも、シリアスな話や泣ける話がウケるのは日本人が本質的にシリアスで真面目だからではなく、単にそっちの方が楽だからかもなぁと思ってもみたり。
そのまんまなストーリーをそのまんまな演技でそのまんまに演出してる作品は、そりゃ全て予想の範囲内ですから見るのも楽だよな、とか。

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