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『クリープショー』 キング父息子出演

『クリープショー』(1982) 監督:ジョージ・A・ロメロ 出演:スティーヴン・キング、レスリー・ニールセン

写真はパンフレットの表紙だが、主人公の少年がホラーコミックを読んでいる自室の壁に貼られているのは『DAWN OF THE DEAD(ゾンビ)』(いわずと知れたジョージ・A・ロメロ監督作)と『キャリー』(原作スティーヴン・キング)、そして『死霊伝説』(原作スティーヴン・キング、監督トビー・フーパー)のポスター。
なかなかマニアックなガキ、と思いきや演じているのはスティーヴン・キングの息子ジョー・キング。そりゃマニアに育ってるだろうな、なんたって父がスティーヴンで母がタビサ。
ジョーが読んでいるホラー・コミックがオムニバスの映画になっているという仕組みで、息子が出るなら俺も出せとばかりに、第2話の主役をキング自らが演じている。一人暮らしをしている農夫が宇宙からきた植物に浸食されていく話で、出演者はキングだけの一人芝居。キングは自らが原作の映画にいくつも特別出演しているので顔を知っている人も多いだろうが、なんというか基本的にアホ面。この作品でのノータリンな演技を披露してくれる。
その他にも、なかなか豪華な役者陣で、珍しいレスリー・ニールセンの悪役やハル・ホルブルック、売れる前のエド・ハリス(でもすでに髪の毛がヤバめ)などが顔を揃えている。
特殊メイク担当はトム・サビーニで、これまた『ゾンビ』や『フロム・ダスク・ティル・ドーン』と出たがりな人なんでちょっと顔を出している。

エピソードの中で一番怖い・気味が悪いのは第5話。悪どい手で他人を犠牲にしながら実業界でのし上がった潔癖性の男。ある夜、その男の部屋に一匹のゴキブリが現れる。アメリカのゴキブリなんでこれがまたデカいし、羽根がないので背中の節(?)が見えて余計と不気味。
そして、どんどんゴキブリの数は増え続け、ついには「3万匹」!!
もう、部屋中床も壁も天井まで一面ゴキブリだらけで、まるで壁そのものがユサユサと動いているよう。
しかも、実験用の無菌繁殖ゴキブリを大量に買い込んで実現したシーンなので「本物」!!
そいつらがゴソゴソガサガサゴソゴソガサガサゴソゴソガサガサゴソゴソガサガサ
ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
わたしはそれなりにスプラッター慣れしてますので腕が切断されようが首が飛ぼうがはらわたがぶちまけられようが案外平気ですが、このゴキブリの群れだけはマジで勘弁。
なんでこう、ゴキブリってのは深層心理から徹底して生理的に気味が悪いのだろうか。太古の時代に人類とゴキブリとで地球の覇権を賭けた戦いでもあったのだろうか。
ともあれ、わたしはゴキブリでなくてよかった。もしそうだったら毎朝顔を洗おうと鏡を見るたびに腰を抜かしていたところだ。

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コメント (2)

けん:

顔からゴキブリが出てくるところが気持ち悪かった。

東森時音:

けんさん
この作品もすごいですが、『ネスト』という作品はもっとすごいですよ。オープニングでいきなりゴキブリがマグカップに入って、そのコーヒーを飲み干す警官が1カットで描かれます。ひえぇぇぇぇ!でもこんなのは序の口。私なんか、夜の台所で電気を付けたときにゴキを見かけただけで動きが止まってしまうんですけどねぇ。うむ、『ネスト』もそのうち書かなきゃ。

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