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『Mr.マグー』 無敵のド近眼

『Mr.マグー』(1997) 監督:スタンリー・トン 出演:レスリー・ニールセン、マルコム・マクダウェル

『裸の~』でお馴染みのレスリー・ニールセン作品のほとんどは“つまらない・面白くない”のだが、この『Mr.マグー』は例外である。
缶詰会社社長マグーはド近眼。そのため見間違い・勘違いばかりしているのだが、本人はそれに気づいておらず危険な目にあっても平気の平左。これは『裸の銃を持つ男』のドレビン警部などと同じ、本人はいたって真面目にハチャメチャなことを繰り広げるタイプの主人公なのだが、他の作品の多くが野暮ったくテンポが悪いのに対しマグーのフットワークは軽快だ。
一つには監督スタンリー・トンの技量だろう。『ポリス・ストーリー3』(1992)、『レッドブロンクス』(1995)などのジャッキー・チェン作品を手がけており、ちゃんとしたアクションを撮れる監督なので作中のリズム作りに成功しているのだ。
マグーの甥を登場させて、ストーリーをそちらにも分散させたのもポイントだろう。

このMR.マグーはもともとはカトゥーンとのことで、映画のオープニングはカトゥーンから始まる。そういえば『リプレイスメント・キラー』(1998)でマイケル・ルーカーが息子と映画館で観ていたのが『Mr.マグー』だった。

レスリー・ニールセン作品と言うことで敬遠しているならば、この作品に関してはあまり気にしなくてもいいだろう。
他には『スパイ・ハード』(1996)も割と好きな作品だ。もっとも、アル・ヤンコビックの歌う主題歌「スパイハァァァーーード!」がその理由の9割ぐらいを占めてるが。

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