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『レイジング・ケイン』 ジョン・リスゴー七変化

『レイジング・ケイン』(1992) 監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ 主演:ジョン・リスゴー

『アンタッチャブル』(1987)や『ミッション:インポッシブル』(1996)などの大作も監督するブライアン・デ・パルマですが、その真骨頂はむしろB級サスペンス映画において発揮されます。
この『レイジング・ケイン』は多重人格者による二重三重の構造や警察署での長回しなど、デ・パルマのヒッチコックへの傾倒ぶりもうかがえて、そこら辺がわかっていると「あ~デ・パルマだな~」と良い意味で笑えます。目指す物は一流なんだけども根がトンチキ。

サスペンス・ミステリーなんでストーリーにはあまり触れないでおきますが、ジョン・リスゴーの多重人格っぷりはさすがです。小心者人格、不良人格、子供人格、などなど。
でも女性人格って・・・。しかも服装まで女装してますよ。ジョン・リスゴーの女装、うっ・・・。あまり見ることが出来ないという意味では貴重かもしれませんが、貴重だからといって価値が高いとは限らないってとこでしょうか。
「フッ、こんなの考えてみたぜ」というどんでん返しなど楽しいんですが、万事が真面目な人にはイマイチかも。気楽にトンチキ振りを味わうのが吉でしょう。

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