『ミステリー・メン』(1999) 監督:キンカ・ユーシャー 主演:ベン・スティラー
以前、「ヒヨコの雄雌を区別できる能力」などあまり役に立たない能力ばかりもった『ダメX-メン』というネタを思いついたことがあったが、やはりわたしが思いつくようなアイディアはすでに使われているわけで、この『ミステリー・メン』はそのまんま『ダメX-メン』だった。
それは実際にヒーローが活躍している世界。
明日のヒーローを夢見て戦う3人の男達がいた。それぞれ持っている能力は、食器のフォークを投げる、シャベルでぶっ叩く、なんか怒りっぽい。前の二つはともかく“怒りっぽい”ってのは能力か?どちらかというと単に性格だろそれは。
事件が発生するたびに現場に飛び込んでいっては失敗ばかりの3人。
そんなある日、彼らが憧れるヒーロー、キャプテン・アメージングが悪の帝王カサノバに誘拐されてしまった。これは一大事と、キャプテン救出計画のために更に仲間を集めるが、これがボーリングのボールで敵をなぎ倒す女、気絶するぐらい屁の臭い男、誰にも見られていない時だけ透明になれる少年と、頼りになるんだかならないんだか。
ともあれ、彼らミステリー・メンの一世一代の戦いが始まるのであった・・・
あらすじを読んだ時に、これは面白そうだと期待していたのだが、実際の映画の方はコメディとしてもヒーローモノと中途半端な出来でちょっと期待はずれ。
ダメ呼ばわりされてきたヤツらが、奮起して大活躍するといった話は大好きなんだが。変にひねりすぎで屈折しすぎの気がする。中途半端な毒気も笑いに結びついていないし。
もっとも、原作のアメリカン・コミックはさらに屈折しているそうで、これでも映画向けにかなりアレンジしているそうだ。
屁の臭い男役でピーウィー・ハーマンことポール・ルーベンスが出演しているのは収穫だった。