『ケロロ軍曹第1巻』 吉崎観音 角川書店
なんだかんだでアニメは全然見なくなっているのだが、久々にチェックしたい作品が始まった。丁寧な線の可愛らしい絵にマニアックなネタを絡めつつ繰り広げられる地球制服をたくらむ宇宙人との日常生活。そう、『ケロロ軍曹』である。
先日発売された第8巻の帯で今日からのアニメ化を知ったので、下手をすれば危うく見逃してしまうところだった。書店で手に取ったのがおとといの4月1日だったので、「えっ?エイプリル・フール?」と思わず周りを見渡してしまった。すると、書棚の陰から『どっきりカメラ』と書かれたプラカードを持った野呂圭介が現れて目の前を通り過ぎていった。ま、それはウソだがアニメ化は本当だった。テレビを付けて待っていたら(考えてみたらビデオ・DVD以外の映像が映し出されるのも久しぶりだ)ちゃんと放送が始まった。
今日のエピソードではケロロが日向家に現れ個室を手に入れるまでが語られた。うーむ、そうか、原作だとこの頃の夏美はルーズソックスだったのだが、アニメでは普通の白いソックスになっているのだな。そうだよな、ルーズソックスなんて最近はあんまり見かけないもんな。個人的にあれは好きじゃなかったんで良い傾向である。靴下は見えるがパンツは見えないのがやっぱテレビ東京か。
ガンプラを始めとした様々なアイテムをどうするのかちょっと不安だったがちゃんと画面に登場していた。ガンプラを作らない軍曹なんて軍曹じゃないものな。iMacもちゃんと新型になって登場。アップルマークじゃなくて星印になっていたが。その他にも「姉ちゃんがドロドロに。まるでニンゲンモドキかボアジュースに」と手塚・石ノ森両巨頭捧げられたかのようなセリフは出てくるし。ゴックリ、ゴックリコンとボアジュース~♪ってか。
絵はちょっとクセがあって吉崎氏の原作にはあまり似ていない。軍曹はほぼ同じだが(どう描いたって似るって気もするが)冬樹はなんか違ってて、夏美はぱっと見別人。ママにいたっては「誰?」
気になったのは壁紙がペリペリとめくれていってその下のケロロが冬樹と夏美に発見されるシーン。無駄に秒数とカット数が多くてリズムが悪い。いわゆるファーストコンタクトのシーンなので「これでもか~」と見せたいのは分かるが、それをあえてトンチキに描いていたところが魅力だったと思うのだが。
とにかく展開が早いが、ケロロ小隊の面子が揃わないと作品本来のおもしろさが出てこないので、せめてギロロ伍長が登場するぐらいまではある程度飛ばしていってもかまわないだろう。多分、全26話ぐらいなのだろうし。