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ライラ、ライラ、ライラライ 『黄金の羅針盤』ライラの冒険シリーズI

『黄金の羅針盤』ライラの冒険シリーズI フィリップ・プルマン 新潮社

 『神秘の短剣』『琥珀の望遠鏡』と続く、ライラの冒険シリーズ3部作の記念すべき1作目。
 人それぞれに動物の形をした精霊=ダイモンがいる世界。主人公の少女ライラはそのダイモンと子供を引き離しそこからエネルギーを得るという企みに巻き込まれ、その中で鎧を着たクマや魔女、気球乗りなどと出会います。1作目だけを見ると、ま割と良くできたファンタジーかなと。
 『神秘の短剣』ではいきなりわたしたちの住むこの世界が舞台になります。パラレルワールドの境目切り開くことが出来る神秘の短剣を手に入れたウィルは別の世界を訪れます。そこは、"スペクター"と呼ばれる亡霊により大人はやられてしまっています。これまた別の世界からやってきたライラと出会ったウィルは共に大いなる謎に挑むのだが・・・だんだんと単なるお子様向けファンタジーではなくなっていきます。
 『琥珀の望遠鏡』数々の苦難を経てついに互いが互いををなくてはならないものとなったライラとウィル。しかし異なる世界に生まれ育った二人は・・・もうただつらく悲しい、でも強い。

 ファンタジー流行の昨今ですが、『ハリー・ポッター』などよりはずっと奥深く、アイディアも富んでいておもしろい作品です。
 映画化の動きもあり、監督はジョン・クリーズがやるだのリドリー・スコットになるだのという噂もあります。とりあえず期待。

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