ネット上から法務省入国管理局のホームページ上にあるフォームに密入国や滞在期間が過ぎた疑いのある外国人の名前、国籍、働き場所などを記入し送信ボタンをクリック。すると、電子メールの形で情報を送ることが出来る。うーむ、便利な世の中になった物だと思う人がいるのだろうか。
不法滞在の是非についてはあえて無視する。
これは明らかに“密告”である。なおかつ、これまでの密告者にともなっていた心の痛みを失ったことによって、誰にでも簡単に出来る物になってしまっている。なにやら空恐ろしい物を感じずにはいられないのはわたしだけだろうか。
このシステムが不法滞在だけに限定して使われるという保証はない。ある日、わたしもネット上から突然密告されるかもしれない。次の日にはあなたかもしれない。以前ならば、密告者もどこかで心の痛みを感じたりで、密告し続けることは難しかったはず。しかし、繰り返しになるがネット密告は容易で痛みはない。
法律を犯さないから関係ないという問題ではない。法律は絶対ではなく社会や時代で変わるし、いくらでも解釈のしようがある。今日の合法は明日の非合法化だ。
高度に情報化された社会は大いなる危険もはらんでいる。
不法滞在の密告メールは彼らの第一歩かもしれない。
Big Brother is watching you.