600-A2 日本電信電話公社
FAXの買い換えに伴ってダイヤル回線からプッシュ回線に変更した。そして、我が家の玄関で25年以上働いてくれたこいつもようやく引退の時となった。ダイヤル式の黒電話、今時ちょっと見かけることができない品だ。もちろん、もうずっと前にプッシュ式の電話も導入していて、親子電話として置かれていただけでめったに使われることはなかったのだが。
コードレスなどなかった頃、どの家も玄関に電話が置いてあった。今思うに、あれは何故なんだろうか。記憶では『サザエさん』もそうだったはず。茶の間とかにあった方が便利だと思うんだが。冬の暖房のない玄関で、長電話をしてずいぶん寒かったことを思えている。
この黒電話はつい数日前までちゃんと通話出来ていたし、布で磨けばピカピカと輝く。単純な構造に加えて作りがしっかりしているのだろう。昔の製品はなかなか大した物だ。最近の電話は20年もの使用にはまず耐えないだろう。事実、先代のFAXも4~5年でプッシュボタンのいくつかの反応が悪くなり、紙を噛むようになったので買い換えることになったのだ。
捨ててしまうのももったいないので、インテリアとしてわたしの部屋の棚の上に置いてある。本当に使っているただ単に古い電話にしか見えないことが問題ではある。
だが、記録簿を読んでいる方の中には、ダイヤル式の電話なんか使ったことがないという人もいることだろう。そういった人たちにはアンティークなオブジェと感じてもらえるんじゃないだろうか。もらえないか。
そういえば、子供の頃に市民病院前のタクシー待合い場で横にグルグルと回すハンドルが付いた電話が使われているのを見たことがある。『となりのトトロ』とかに出てきそうなヤツだ。一般回線ではなくタクシー会社直通のものだったとは思うのだが。
いったい、何時代の人間なんだわたしは。
コメント (4)
ダイヤル式黒電話、確かに石器時代の遺物だから知らない人がいてもおかしくないですね。よく急いでかける時に無理やり左に戻す人がいましたよ。戻る時の秒数かなんか所要時間で番号を認識しているから無理は禁物と誰か言ってたな。玄関にあったのは今みたいなマルチメディア・コンセントがある訳でなし、金のかかる屋内配線と言う思想がプアだったのではないでしょうか。そうかと思うとポケベルの誕生したばかりの頃は某電話会社は不親切だった。何故なら「伝えたいメーセージを押して最後にシャープを押して下さい」。ある高齢者、まじに「録音」したらしく「全然連絡くれないじゃないか」と叱られた。そもそもシャープの丸い穴ありましたけっ?(笑)。
読み直し「ダイヤル」になっているのに気が付いた。東森さんにつられちゃったね(笑)。まあいま風なら発音的にも「ダイアル」だろーね。キンツマの小坂恭子(字か違うか?)だって「ダイヤル、廻してー、手をとめたー」って歌っているが。空調会社、以前は「ダイキンのエヤコン」、数年前から「ダイキンのエアコン」だ。関係ない話、失敬。
Posted by: オンリー・ザ・ロンリー | 2008年03月19日 21:30
日時: : 2008年03月19日 21:30
『ダイヤル』に関してはタイトル自体がヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ』のオマージュなんで一つご勘弁を。それにダイアルだとなんとなく語感が中田ダイマルっぽいですし。って意味不明ですね。
ポケベルの件は確かにひどいですね。企業ユーザー向けということもあったんでしょうが、当時の一般家庭ではまだダイヤル式も多かったことでしょう。♯の穴は開いてないですよね。関係ないですが、今でこそ携帯電話のメール機能で日本の電話機も数字ボタンにアルファベットが割り振られていますが、洋画には昔からダイヤル式の電話にもアルファベットが割り振られていて、妙に憧れました。主人公なんかが電話機本体を左手にぶら下げたまま長いコードを引きずって部屋中を歩きながら会話するシーンってのはなんか好きです。
Posted by: 東森時音 | 2008年03月19日 22:09
日時: : 2008年03月19日 22:09
仰せの通り長いコードをさりげなく部屋中引き回し、それもG・ケリーとかが。さまになりますな。悪いがコニー・フランシスでは似合いそうにない。住文化の違いをまざまざと見せつけられて。
そして暖炉に火を入れて。これはキム・ノバクにやってもらいたい。
Posted by: オンリー・ザ・ロンリー | 2008年03月21日 23:16
日時: : 2008年03月21日 23:16
私がイメージしていたのは何故かポール・ニューマンでした。
やはり向こうの広い部屋と椅子文化だから絵になるのでしょう。床に座ることの多い日本家屋では動かないで通話している方が似合いますね。
コードレスホンや携帯電話などで通話シーンの描き方も様変わりしました。これからまだまだ面白い描写が出てくることでしょう。
Posted by: 東森時音 | 2008年03月21日 23:30
日時: : 2008年03月21日 23:30