WOWOWでこのところザ・ドリフターズの映画『全員集合』シリーズを放映しているので楽しんで観てます。
残念なのは5作目の『ズンドコズンドコ 全員集合!!』(1970)までしかやってくれないことで、どうせなら16作目の『正義だ!味方だ!全員集合!!』(1975)まできっちりやって欲しいものです。
しかし、1967~1975年の9年間で16作って・・・しかも土曜8時の生放送『8時だよ!全員集合』もきっちりやっていたわけで、人間勢いがある時ってのはほんとすごいもんですな。
このシリーズは松竹映画なんですが、確か『男はつらいよ』シリーズの同時上映だったように記憶しています。つまりお正月とお盆の年2作が9年続いて16作。
“寅次郎”と“ドリフ”では正直かなり無理のある2本立てって気もしますが、映画の『全員集合』は荒井注がいた時代のザ・ドリフターズでして、結構毒のある笑えるコメディに仕上がっています。ま、確かに下らんないすけどね。(でも、この頃の『男はつらいよ』だって映画ファンが観に行くような作品ではなかったわけで、まさか後に“国民的作品”になるとは制作者も含めた誰も思っていなかったでしょう。良くも悪くもプログラム・ピクチャーですし、しょせん山田洋次ですから)
荒井注が1974年に脱退し代わって志村けん加入後4本でシリーズ終了となりましたが、ここら辺がザ・ドリフターズの転換期でもあったのでしょう。
『8時だよ!全員集合』では「東村山音頭」や「カラスの勝手でしょ」などで低年齢のファン層を広げますが、逆に大人のファンにはつらくなってきます。
そして1981年にはフジテレビ系が裏番組でショートコント形式の『オレたちひょうきん族』を始め、コメディファンの注目を集めていきます。
当時中学生だったわたしは『オレたちひょうきん族』に飛びついたんですが、弟がテレビの前で「志村、うしろ~」と本当に叫んでいたぐらいの志村けんのファンでして、東森家ではチャンネル戦争が勃発したと家史には記録されています。