「次の水曜日にお目にかかりましょう」
「See You Next Wednesday!」といえば、ジョン・ランディス作品の多くに登場するキーワードである。
『ブルース・ブラザース』(1981)では看板の中に、『狼男アメリカン』(1981)では地下鉄の壁に貼られたポスター、『スリラー』ではマイケル・ジャクソンと彼女が観ているホラー映画のセリフとして登場する。
しかし、何故ジョン・ランディスは「See You Next Wednesday!」という言葉にこうもこだわるのだろうか?
その理由はある意味明日分かる。
明日11月5日の水曜日は『マトリックス レボリューションズ』(2003)の封切り日なのだ。
普通、映画の封切り日は土曜日だ。では、何故『マトリックス レボリューションズ』は水曜日?奇をてらったのか?
実は、アメリカでは水曜日が初日ということが多く、世界同時公開と言うことで日本も水曜日に合わせたわけである。
映画少年だったジョン・ランディスは、通い詰めた映画館でいくつもの予告編を観てきたことだろう。そして、その予告編の多くが「近日公開!」といった意味合いでラストに「See You Next Wednesday!」と入っていたのだ。特に週替わりの連続活劇は「続きは次週」というあおり文句だと思われる。そのあおり文句に心躍らせた彼は、自分で映画を作るようになった時に、一種の署名として「See You Next Wednesday!」を入れることにしたのだ。アルフレッド・ヒッチコックが自作に1カット出演していたのと同じ理由なのだろう。
M・ナイト・シャマランも自作に出演してるが、あれは違う。ああいうのは、単に厚顔無恥という。