ぎらっぎらっ
昨日のWOWOWで『スパイダーズ』(2000)、『スパイダーズ2』(2001)、『スパイダーマン』(2002)、『スパイダー』(2001)を4連チャンで放映していた。
巨大生物パニックとアメコミヒーロー物とサイコスリラーではタイトルに“スパイダー”が入っている以外に共通項がないが、だとしたらずいぶん安易な気もする。
どうせなら『ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦』(1967)もやってほしかったぞ。しかし、イカすタイトルだよなぁ~。
イカすといえば宍戸錠の『早射ち野郎』と『ろくでなし稼業』なんかも衛星で放映されたりしてて。んもぉークール。SuperCool!
最近再評価の動きが高まっている石原裕次郎も悪くはないが、彼はナルシシズムが露骨に見え隠れするので好みじゃない。
小林旭って人は、そんなナルシシズムをある意味超越している存在だ。根っからのスターなんだろう、きっと。
それからジェリー藤尾の『地平線がぎらぎらっ』(1961)。聞いたことのないタイトルだなと思ったら、なんと“新東宝”作品。
新東宝とは東宝が労働争議でもめてた時にいわばどさくさ紛れに誕生した制作会社で、最初はそれなりの作品も創っていたのだが、途中からは“エログロ”という今ではある意味こっ恥ずかしい路線中心に転向し62年に倒産して約15年の歴史に幕を下ろしたという、ま、正直知っていなくても特に問題のない映画会社です。
しかし、この『地平線がぎらぎらっ』はイカしてました。まず、ジェリー藤尾がいい。チンピラ役なのだが、実にふてぶてしい感じが様になっている。
それにその彫りの深い顔。日本人じゃなくて欧米系ですよ。そう、例えるならば・・・う~ん、『底抜け大学教授』(1962)で薬を飲んでカッコ良く変身したジェリー・ルイスにそっくり。
はっ、ジェリー藤尾のジェリーはひょっとしてジェリー・ルイスのジェリーかっ?・・・違うだろうなぁ。
あと、役名教授の天知茂もいい。
ぎらっぎらっ、地平線がぎらっぎらっ
この意味が実は・・・なんだ。