またトキの話なんだけどね。
キンの死でちょっとトキに興味を持って調べたりしたんだが、10月10日をもって日本原産のトキは絶滅した。
っていうか、わたしたちが絶滅させた。
“トキ保護センター”なんつってるが、保護するために努力してるの絶滅へと導いたのも同じわたしら。
何となく、北米に乗り込んでいってネイティブ・アメリカン(昔でいうところのインディアン)を迫害したり虐殺したりして、数が少なくなったら“保護区”を設けそこに押し込んでいる白人の姿と重ならないでもない。
ところで、日本原産のトキは絶滅したが、中国から譲り受けたトキの繁殖には成功し、現在39羽になっているらしい。
このまま順調に羽数が増えたら、トキを自然に戻す野生復帰を行う計画だそうだ。
しかし、しかしだ、それって本当にいいのか?
佐渡島にトキが解き放たれたとしても、それは以前いた日本トキじゃなくて中国トキである。
いわゆる、外来種になるんじゃないのかと思うんだが。
トキ保護センターは「日本トキと中国トキは同じ種類です」との見解だが言い張るところがなんか怪しい。
保護センターでは人間の力を借りてどうにか人工増殖している中国トキだが、野に放したら環境がぴったり合ってどんどん増え、ついには佐渡島中どっちを見てもトキだらけ。
もちろんトキは空を飛べるので、海を越えて本州に飛来。そこから南北へと広がり北海道から九州まで日本中どっちを見てもトキだらけ。
最初は「うわー、トキだよ」とか喜んでいた人たちも、数が増えるにつれて「トキのフン害が困るのよねぇ」とか「ゴミ捨て場にトキが集まってヤダ」とか言い出して、ベランダにトキ除けの巨大な目玉を模した風船を吊したりするの。
こうなると野生のトキっていうより野良トキだ。
そうしたら、害鳥だってんで駆除を始めるのだろうか。
「そんな、トキが野生の状況でどんどん増えるなんてありえないですよ」との意見もあるかもしれない。
しかし、中国トキを日本に放したことはこれまでにないのだから、“絶対”ありえないとは言い切れないはずだ。
ブラックバスはどうですか。アメリカザリガニはどうですか。セイタカアワダチソウはどうですか。外国映画はどうですか。
どれも在来種を駆逐している状況じゃないですか。いや、最後のはちょっと違いますが。
とりあえず、わたしが一番知りたいことは、トキの肉ってどんな味なんだろうねぇ?ってことである。怒られるかな・・・・・・
でもシーラカンスを食べる会ってのは開かれたことがあるそうだ。ドラゴン・クエストの堀井雄二も参加したとかしてないとか。身はブヨブヨしており水っぽい食感で、あまり味はせずはっきりいってマズいという話である。
だったらトキのほうが美味そうだわな。