クイズ番組『クイズ・ミリオネア』でマヨネーズの語源を人名と答えた人が、正解は地名だとして間違いにされた男性が裁判沙汰にしていたそうで。
結果は負け。フジテレビの勝ち。
そういえば、『あんなに愛しあったのに』(1972)で、主人公の一人である映画好きな教師がクイズ番組に出て勝ち進む。
そして、『自転車泥棒』(1948)の少年が泣いているスチールを見せられて「この少年はなんで泣いているでしょう?」という問題を出される。
教師は「監督が「お前はタバコを盗んだだろう」と詰め寄ったから」と答えるが、「父親が自転車泥棒として警察に捕まってしまったから」が正解だと落とされてしまう。
もちろん、ストーリー的には後者が正しいのだが、本当に少年を泣かせるために撮影前に監督が取った方法が実は前者なのである。
教師は「私は正解だ」と叫ぶが、誰の耳にも入らず消えていくだけだった。
おかしくてそして悲しいシーンだった。
『自転車泥棒』はイタリアン・ネオ・ルネッサンスの代表作であること。
ほとんどの出演者が素人であり、少年も演技経験のない普通の子供であること。つまり、泣く演技は出来ないし、演技の涙では作品を成り立たせられないことを知っていると、またより深い味わいがある。
『自転車泥棒』は個人的につまんないと思うけどね。