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狼は異常者か

 昔から疑問だったんだが、『赤ずきん』で狼はなぜ最初に出会った時点で赤ずきんを食べてしまわなかったんだろうか。
 場所は森の中、赤ずきんは一人きりであたりには目撃者もいない。もちろん監視カメラもない。絶好の機会だ。目の前にいるんだからパクリといっちゃえばいいだろうに。
 しかし狼は赤ずきんから行き先を聞き出すと、わざわざ先回りしてまずはおバアさんを食べてしまう。そして、おバアさんに変装して赤ずきんを待ちかまえるのだ。どう考えても余分な手間だ。

 ひょっとしたら狼の目的は空腹を満たす事ではなく、あれこれ知恵を絞って犯罪を計画しそれを実行する事だったのかもしれない。
 赤ずきんに「おバアちゃんの耳はどうしてそんなに大きいの」などと尋ねられ、「それはお前の声をよく聞くためだよ。口かい?それはね、お前を食っちまうためだよ」と徐々に怖がらせていくのも、それで喜びを得ていたのだろう。いかにも異常犯罪者の行動っぽい。
 以上の点から、狼の正体はロリコンの性的犯罪者だったと推察できるわけだ。

 ただ、ありがちな推察なんで、これって多分ありふれた説なんだろうなぁ。一応、自分で思いついたんだが。
 しかし、赤ずきんも自分のおバアちゃんぐらい一目で見分けろよ。ひょっとしたら赤ずきんは極度の近視だったのかもしれない。うん、これは新説だな。

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