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2003年04月 アーカイブ

2003年04月01日

わたしはね人間じゃ無いんだよ

時音「一郎…わたしは、わたしはね人間じゃ無いんだよ。 M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!!」
一郎「なっ、なんだとぉ?」
時音「わたしはM78星雲に帰らなければならない。明日の朝、西の空に明けの明星が輝く頃1つの光が宇宙へ飛んでいく。それがわたしなんだよ」
一郎「ちょっ、ちょっと待てこら」
時音「サラバだ地球のみんな。じゃあね」
一郎「じゃあねじゃないだろ。お前は諸星ダンかっつーの」
時音「いや、むしろ車ダン吉かな」
一郎「おわらいまんが道場かよ。ダン吉なおみのオマケコーナーかよ。ダンしか合ってねーよ。っつーかウソついてんじゃねーよ」
時音「えー、でも今日は4月1日。エイプリルフールですよ。全国民はウソをつかなければならないって法律で決まってるじゃないか」
一郎「どんな法律だそれは。だいたい誰がそんなの決めたんだよ」
時音「んー、国会で青島幸男が決めたんだったけかな。道路交通法か家電リサイクル法のどちらかの項目に」
一郎「青島幸男はとうに議員じゃないだろうが。それにどっちもウソには関係ないだろ」
時音「じゃぁ、十七条憲法」
一郎「なるほどエイプリルフールの元祖は聖徳太子か。なるほどなーってだからウソついてんじゃねーよ」
時音「えー、でも今日は4月1日。エイプリルフールですよ。全国民はウソをつかなければならないって法律で決まってるじゃないか」
(以下無限リピート)

2003年04月04日

恐怖の納屋橋劇場

 名古屋は伏見の名宝会館の隣に納屋橋劇場という二番館があった。 三本立ての上映で二本が主に日本の旧作、そして一本がなぜかポルノ映画。 そんな劇場だからかホモのハッテン場でもあって、なかなか近寄りがたいものがあった。
 しかし、三隅の『座頭市物語』やマキノ雅弘『昭和残侠伝・死んで貰います』などがスクリーンで観られる機会は名古屋なんぞに住んでいるとなかなかない。
 そこでわたしは新しいパンツをはくと(なんでや!)一路納屋橋劇場を目指すのであった。

  二番館だけ合って料金は半額ぐらいだったろうか。
 一歩場内に足を踏み入れると、他の客の視線がこちらに集まった気がした。人の入りは三分といったところか。平日昼間としては多いように思う。映画館でのわたしの指定席、前から三分の一のほぼ真ん中に座る。場内が暗くなり、サウナなどの絵の動かない予告が始まる。
 と、左の席に人が座る。ちらりと見やると少し頭の寂しい中年男だ。
 空席の方が多い場内。わたしの横に座る理由・・・それは・・・

 自慢ではないがこの10年ほど前のわたしはなかなかいい男だった。
 多少筋肉質で髪はスポーツ刈りに短く刈り上げていた。
 今にして思えば格好の標的にされるのも無理なかったのかもしれない。

 映画が始まってしばらくするとわたしの太ももに左からおっさんがそろそろと手を伸ばしてくる。
 それを邪険に払いのける。しかし、数分するとまた手が伸びてくる。また払いのける。
 これを延々繰り返した。
 「やめろよ」とか声で注意しろよと思われるかもしれないが場内の雰囲気がそれを許してくれないのだ。
 長い戦いもわたしが男の手を思いっきりつねりあげることで終わった。恐らくしばらくはアザが残ったことだろう。
 映画はちょうど健さんが悪党どもの根城に長ドスを手に乗り込んでいくところだった。
「いけー、健さん。やっちめぇ」
 手に汗握り映画にのめり込もうとしたわたしの太ももに右側からソロソロと手が伸びてきた。
 右側の席を見るとそこには二十歳過ぎの学生とおぼしき男が・・・

 以後何度か行ったことがあるが常に敗北を背負って帰ることになった。
 女性は日常的にあんな目にあっているのだろうか?だとしたらなんとも大変なものであることよなぁ。
 痴漢やノゾキなんかはみんなまとめて納屋橋劇場に送り込んじまおう。どんなにおぞましい行為であるか身を以て知ってもらおうじゃないか。

2003年04月05日

いざという時?

 引き出しの一つが小物やらケーブルで一杯になっていたので整理に取りかかった。
 40線のIDEケーブル、AT→PS/2変換コネクタ、28.8kbpsのモデム、8MBSIMMなどが出てきた。これらはもう絶対に使うことはないと言い切れるのだが、買った当時の値段を考えるとどうにも捨てるのがもったいない。なにか良い再利用方法はないだろうか?
 それと、“いざという時”のために買いおいてあった2HDのフロッピーディスクが10枚パック未開封のが3つあった。どうやら“いざという時”はこなかったようだ。今更フロッピーなんて2、3枚あれば事足りるのだが、これもなんとかならないだろうか?下手に人にあげると嫌がらせになりかねんしなぁ。

2003年04月06日

内田吐夢(トム)

 NHKBS2で昨日今日と宮本武蔵が放映されていたので観る。テレビドラマなどではない内田吐夢監督による1960年代の東映映画だ。
 内田吐夢はうちだとむと読む。本名ではなくペンネームだ。とむは英語名のトムの意味である。『トムとジェリー』のトムのファンだったからだというのはわたしが勝手に言ってるだけだ。ひょっとするとトム・クルーズのファンだったのかもしれない。
 『宮本武蔵』『宮本武蔵・般若坂の決斗』『宮本武蔵・二刀流開眼』『宮本武蔵・一乗寺の決斗』『宮本武蔵・巖流島の決斗』の全5部作となっている。なんかやたら決斗ばかりしてる男だ。原作は一応吉川英治となっているが、どうにも説教臭い吉川武蔵に比べ内田武蔵はとにかく破天荒で突っ走るバカ野郎だ。そのバカ武蔵を力強く演じているのは中村錦之助。のちの萬屋錦之助である。
 武蔵のライバルといえば佐々木小次郎だが、こちらを演ずるは高倉健。健さん若ぇ~。小次郎なので長髪。似合わねぇ~。なんで健さんが小次郎?と思わないでもないが、健さんが本格的に任侠映画に出演し出すのは60年代半ばから。まだこのころは二枚目役だったのだろう。もしそのまま二枚目路線を行かされていたら健さんはひょっとしたら消えていたかもしれない。路線変更が上手くいってよかったよかった。
 ともあれ、この映画を観ておけばテレビドラマの『武蔵』はもちろんのこと井上雄彦の『バガボンド』も吉川英治の『宮本武蔵』も読む必要がないと言えよう。 でも『うる星やつら』の宮本武蔵編は読んでおこう。

2003年04月13日

携帯電話でホラーはやりにくくなった

 携帯電話の普及でホラー、サスペンスなんかはかなりやりにくくなったんじゃないだろうか。
 『死霊のはらわた』も『悪魔のいけにえ』も『13日の金曜日』も携帯電話で助けを呼んでしまえばそれまでってことになってしまう。ホラーの場合はまだ魔の力で携帯電話がつながらないという手もあるだろう。だが『そして誰もいなくなった』のような孤島や館で連続殺人が起きるミステリーはどうだ。昔は最初の殺人を警察に通報しようとして「電話線が切られているっ!」ってのが定番だったが、今なら「じゃぁ携帯電話で」ってことになってしまう。
 「いや、孤島だから圏外なんですよ」という人もいるだろうが、電話会社の恐ろしさをあなどってはいけない。こんなとこ電波きてねーだろってとこでも平気でアンテナ3本だったりするのだ。それに衛星通信電話を持っているやつがいれば世界中どこでも通信圏。エベレストの頂上で連続殺人が起ころうが昭和基地で連続殺人が起ころうがすぐ警察に通報OKだ。・・・・・・あれ、イリジウム衛星通信電話って完全につぶれたんだっけか?再建されるんだったか?

2003年04月15日

『昭和基地連続殺人事件』

時音「1ひょっとしたらわたしはミステリー界に素晴らしいアイディアを提案するのかもしれん」

一郎「あー、どんなんだ」

時音「名付けて『昭和基地連続殺人事件』だっ!越冬中の昭和基地内で一人の隊員が殺されているのが見つかる。日本本国へ連絡を取ろうとするが、通信機はめちゃくちゃに破壊されていた。真冬の南極は風速50メートルのブリザードが吹き荒れ気温は氷点下45度。犯人が外から入ってくることも殺害後に逃げ出すことも不可能で昭和基地はいわゆる密室状態。これは密室殺人だ!技術主任が通信機を修理している間に、隊長をリーダーとして犯人捜しが行われる。しかし、そんな隊員たちをあざ笑うかのように一人また一人と殺害されていく。そして、最後の一人になった隊員はミステリー史上かつてない結末にたどり着く。そう、犯人は物体X!」

一郎「こら、黙って聞いてれば何だよその物体Xってのは。それじゃミステリーじゃなくてホラーじゃねーか」

時音「いや、この物体Xは1982年の『遊星からの物体X』じゃなくて1951年の『遊星よりの物体X』だから」

一郎「だからじゃねーだろ。それに『遊星よりの物体X』は南極じゃなくてアラスカじゃねーか。どっちにしろホラーだっつーの」

時音「わかったよ、ミステリーにすりゃいいんだろ。えーと、殺害現場に落ちていた凶器のナイフにある人物の指紋を発見。この指紋の人物が犯人に間違いない。その人物の名は植村直己!しかし、犯行当時植村直己は犬ぞりで北極横断の最中だった。南極と北極を繋ぐ点と線。果たしてこの鉄壁のアリバイは崩せるのか?鍵は小田急線の大山田駅で特急が二分間停車し普通から乗り換えることができる時刻表トリック、そして凶器と思われていたナイフは捜査の目をくらますための罠で本当の凶器は窓先にのびていたツララだったというトリック。いったい犯行の動機は何なのか、そして犯人は誰?果たして私立探偵神宮寺照彦は全ての隊員が殺されてしまう前に謎を解けるのかっ!」

一郎「解けねーよ、そんなの。北極から南極に行くのになんで小田急線使うんだよ。それに植村直己さんはそんなことしないのっ!」

時音「ほんとうるさいやつだな。わかったよ別の人を犯人にするよ。実は犯人は南極に置き去りにされて死んでしまった犬たち(タロとジロ除く)の亡霊で、恨みをはらすための犯行だったのだ」

一郎「だから、それじゃホラーだろっ!っつーか怪談だっ!」

時音「それにしても探偵の神宮寺照彦はどうやって昭和基地に現れたんだろーね。それ考えると夜も眠れなくなっちゃう」