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G-SHOCKの“トリプル10”

 わたしの腕時計はCASIOのG-SHOCKDW-9000だ。いい時計である。だが、ちょっと「なんだかな~」と思ったりもする。

 なんでも、G-SHOCKの開発構想は“トリプル10”というものだったらしい。(『トリプルX』とかいうアクション映画が近々公開になる。関係あるかと言われるとまるでない)それは「寿命10年、防水10気圧、さらに10mの高さから落としても壊れない」という3つの10だ。
 しかし、時計は10mの高さから落ちても壊れないだろうが、それを付けているわたしは壊れてしまう。建物の3階ぐらいになるから、わたしに限らず大概の人が壊れる高さだ。大丈夫なのはジャッキー・チェンぐらいだろう。
 そして防水機能。わたしのではさらに進んで20気圧防水となっている。水深10mごとに1気圧だから200mまで大丈夫なのだ。でも、200mまで潜る機会はこれまでなかったし、ダイビングに興味はないのでこれからもないだろう。しいていうなら、船旅をしていて甲板から海にうっかり落としたとしても壊れる心配がない。船縁に印をしておいて、船が港に入ってからそれを目印にして潜って探せばいい。

 これらのように「それってスゴイけどよくよく考えると無駄じゃないの」と思わないでもない。
 だが、やはりいい時計である。
 新しい目覚ましを買ってきたので、ついでに腕時計も時間合わせをしたのだが30秒とズレていなかった。前回に合わせたのは少なくとも半年は前のはずだ。丈夫なだけではなく、時計本来の“時間を計る”という機能も立派な物だ。それでいてわたしが買った値段は1万円ちょっと。ロレックスやダンヒルなんかを買うより、ずっとお勧めだろう。もっとも、それらを買う人は腕時計としてではなくアクセサリーとして買っているのかもしれない。
 わたしにはそれこそ“無駄”な気もするが。

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