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『男の華園』と桑田乃梨子と『1+1=0』。でもってボロ泣き

なかなか見つからないもんだな。
ある店では全4巻の内の2,3巻だけあったりとかで、
欲しいものを見つけるのに、何件か古本屋を廻ったぞ。

一郎「何の話しですか?」

白泉社中心のマンガ家の桑田乃梨子さんのコミックスを探してたんだが廃版が多くてね、
古本屋廻りをしたんだ。
「おそろしくて言えない」がなかなか全巻揃わなくってね。
結局、5件も廻ってしまった。車の走行メーターは30Kmだよ。
でも、欲しいものは全部揃ったからラッキー。

一郎「どうして突然桑田さんの作品を読もうと思ったんですか?」

いやね、『男の華園』の最終巻を買ってきてね、わたしには珍しく
ジーンとしてしまったものだから、前のも読みたくなってさ。

一郎「『男の華園』・・・ホモのマンガですかぁ?」

違うってば。男子新体操部を舞台にした、ダラダラアンチスポ根マンガだよ。
ラストシーンが、先輩が全部卒業などでいなくなってしまって、
学生生活を振り返って「楽園だった」という感じでさ、
なんか、自分の学生時代を思い出してしまった。

一郎「どれどれ。(ペラペラ)あまり絵の上手い人ではないですね」

いーんだよ、そんなことは。絵なんて見てれば慣れる。
桑田さんの作品は雰囲気がいいんだよ。
『1+1=0』なんてぜひとも映画化してみたいねぇ。

一郎「1+1=2でしょう。それ、計算合ってませんよ」

だから、作品のタイトルだってば。貸したげるから、明日までに読んどきなさい。
わたしはもう、読む度に巻末のおまけマンガでボロ泣きよ。普段ひたすらに固い涙腺の元栓が壊れたんじゃないかというぐらいのボロ泣き。桑田さんは決して泣かそうと思って書いてはいないだろうからこそ心の奥底に届くんだ。読め、笑え、そして泣け!

一郎「読んどきなさいって・・・これも助手の仕事のうちですか?」

もちろん。

一郎「考えてみれば、助手の仕事って給料出るのかな?」

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