時音「やぁ、よい子のみんな。いつものようにぼくと一緒に卵について勉強しようね」
一郎「また唐突だなお前は」
時音「余ったゆで卵を冷蔵庫に入れておいたら、生卵と混ざってしまい区別かつかなくて困ったことってあるよね。そんな時に生卵とゆで卵を簡単に見分ける方法を紹介しよう」
一郎「ふむ、珍しく実用的じゃないか。なんとか家の食卓みたいなもんだな」
時音「まずはどこのご家庭にもあるCTスキャナに卵をセットする。そして映し出される映像を見ると、あ~ら不思議!一発で生卵かゆで卵かわかるんだ」
一郎「なるほどなぁ…って、こらっ!ご家庭にCTスキャナがあるかよ」
時音「えーっ、斎藤君ちにはあったぞ」
一郎「誰だよ斎藤君て。とにかく、CTスキャナはダメ。放射線で調べるのは禁止」
時音「しょうがないなぁ。それじゃあ、どこのご家庭にもあるMRIに卵とセットするよ…」
一郎「同じだろそれじゃぁ」
時音「違うぞ。MRIは放射線じゃなくて磁気で調べるんだ」
一郎「そういう意味じゃなくて、ご家庭にはないってこと。どっちもメチャクチャ高いんだぞ。そういう高い道具を使うのは禁止。もっとお手軽じゃなきゃダメ」
時音「じゃぁ、道具を使わない方法を紹介するよ」
一郎「そうそう。最初からそうしてればいいんだ」
時音「まずはどこのご家庭にもいるエスパーを用意してね。そして卵を透視してもらえばあら不思議!」
一郎「あら不思議じゃねぇ!エスパーが普通のご家庭にいるかっ!」
時音「えーっ、でも斎藤君ちにはいたぞ」
一郎「だから誰だよ斎藤君って。とにかく、超能力なんてもんは科学的に証明されてないからダメ」
時音「あれもダメ、これもダメってうるさいなぁ。あんたダメダメ星から来たダメダメ星人かよ。んー、どこのご家庭にもある大さじのスプーンを用意します。これはどう?」
一郎「スプーンか、スプーンならまず間違いなくあるな。うん、いいだろう」
時音「では、まずはスプーンの上に卵をのせます」
一郎「ふむふむ、それから」
時音「それから50m先のゴール目指して走ります。おっとっととと、落とさないように走る、これが難しい」
一郎「誰がスプーン競争しろって言ったよ!」
時音「うわっ、つまずいた」
ヒュー、ペシャ!
時音「…あー、生卵だったね。というわけで、卵を割ってみればどっちか区別がつくよ。みんなわかったかな?」
一郎「人の頭に卵ぶつけといて言うことはそれだけか。あー、黄身と白身で髪がベチョベチョ」
時音「まぁまぁ、パックになって髪にいいよ、きっと。ツヤとか出てさ、キューティクルもピカピカ」
一郎「いいかげんにしろっ!!」