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ジャン=クロード・ヴァン・ダムの『お笑いサドンデス』

 テレビ愛知で放映されたジャン=クロード・ヴァン・ダムの『お笑いサドンデス』を観る。いや『サドン・デス』か。だが、このところのヴァン・ダムはお笑いのような気もするが。

  いや、ほんとは好きなんすよジャン=クロード・ヴァン・ダム。今はなき栄の東映シネパレス2で上映された『シンデレラ・ボーイ』というアクション映画で悪役のロシア人格闘家イワンを演じていたのが他ならぬヴァン・ダム。リングのコーナーでの180度開脚なぞで度肝を抜いてくれました。この男はいいぞっ!と主役そっちのけでファンになりました。ちなみに映画自体もB級のカラー満載で好きです。ちなみに当時所属していた映画サークルの仲間にも勧め、そのうちの何人かが観たんですが、不評でした。っつーか怒られました。
 その後、ヴァン・ダムが主役を演ずる『サイボーグ』が公開されます。そうか、ターミネーターばりにヴァン・ダムが戦闘用サイボーグとなって暴れ回ってくれるのだなと思いきや、サイボーグなのはヴァン・ダムが守ることになる女性。映画自体なんつーかつまらないのです。今になってみると監督はアルバート・ピュンなのですからつまらなくて当然。
 あーん悲しいよぉと嘆いていると、『キックボクサー』が公開。こっちはイイ!だけどサークル内で誉めているのはわたしだけでした。ギャフン。
 なんでか次々と公開されるヴァン・ダム作品。今度は『ブルージーン・コップ』だ。そういえば、ロッテのブラックブラックというガムのCMに出演していたのも確かこのころです。『ブルージーン・コップ』は予告編がなかなかにアレでして、「機動戦士ヴァン・ダム」やら「ヴァン・ダム級」などのコピーは笑っていいやらなんやらです。映画もなんやらでした。
 『ライオンハート』は『ストリートファイター』(ヴァン・ダムのじゃなくてチャールズ・ブロンソン&ジェームズ・コバーンの方)がいかにすばらしい映画だったのかを再確認させてくれたのが数少ない利点でしたし、『ダブル・インパクト』はヴァン・ダムが2人でインパクトも2倍!ではなくて半分でした。そしてまたダメダメな『ユニバーサル・ソルジャー』。こいつも今になってみると監督がローランド・エメリッヒなんで当然です。
  ヴァン・ダムってダメなのかと思っていたところに『ボディ・ターゲット』。こいつは脱獄囚が母子と農場を守るという『シェーン』的なストーリーで、ところどころ妙ちくりんなカメラワークなどあって結構好き。やっぱ観続けるしか!そこに、そこに『ハード・ターゲット』ですよ奥さんっ!ってなんで奥さんなのかよくわかりませんが、記念すべきジョン・ウーのハリウッド進出第一作なんすよ。くわっ!
 ただ、ヴァン・ダムといえば格闘アクションなんでしょうが、この映画では冒頭でヒロインを助けるシーンぐらいであまりありません。そのシーンも正直いまいち。他の作品を観てもわかりますが、ジョン・ウーは香港出身監督としてはあまり格闘シーンの演出が得意ではないようです。かわりに銃撃戦に関しては世界一でしょう。ジョン・ウーによって映画における銃撃戦は明らかに変わりました。『ハードターゲット』もガンファイトに次ぐガンファイトの嵐。ラストの倉庫での銃撃戦は必見です。
 香港出身監督と相性がいいのかツイ・ハークやリンゴ・ラムと組んだ『ダブルチーム』や『マキシマムリスク(また双子ネタ)』などや、自ら監督した『クエスト』(監督はやめろと強く思いましたが)、そしてどう対処していいやらの『ストリートファイター』などなど彼のフィルモグラフィーはまだまだ続くのですが・・・やはりどこかお笑いかも。
 そういえばシュワルツェネッガーの『ラストアクションヒーロー』にヴァン・ダムはちょこっとゲスト出演してますが、同じくジョン・マクティアナン監督・シュワルツェネッガー主演の『プレデター』にも出演してるんですよね。プレデターの中身の一人としてですが。

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