そしてこの夏ジブリは二本立て、な訳だが「思ってませんよ、一本立てでいいから安くしろなんて」
『猫の恩返し』を観ると無料で『ギブリーズEpisode2』が付いてくる訳だが、これがなんつーか徹頭徹尾つまらない。
まずキャラクターのデザインがテキトーだ。あれが味のある絵とか言うヤツはわたしが許さんぞ。唯一カレー屋のオヤジはよかったが、なんのことはないこのオヤジだけいしいひさいちによるものだった。でデザインだけじゃなくて人間的にもこれまたテキトーなんだ。そこらへんにいくらでもいそうなヤツ。そいつらが飯食いに行ったり、電車で隣に座った美人が寝て肩により掛かってきて動けなくなり終点まで行ってしまうとか、小学校の頃の初恋を思い出すとかいった具合で話もこれまたテキトーなんだ。
普通の人が普通に生活しているその一コマを描き出してみました、とか言うのかもしれないが、んなもんこちとら普通の人間でいっ!普通の生活なんか自分ので見飽きてるわいっ!なにが悲しゅーて金払って大スクリーンでこんなものを見せられねばいかんのよっ!
日常をやりたいのは勝手だ。だが、日常=何も起こらない、ではない。日常には様々なドラマが詰まっているはずだ。それを描けよそれをっ!
『ジブリーズ』にはテーマもないストーリーもない笑いもない感動もない動きがない、なにより志しがないっ。ないったらないっ!志とは「こんな話を語りてぇ」、「こんなキャラクターを出してぇ」、「こんな絵を撮りてぇ」、ひいては「こんな映画を作りてぇ」ということである。お金がなくても技術がなくても時間がなくても何とかなる。しかし志しがなければ何も出来ない。
まったく、ジブリの人間が、仕事の空き時間を利用して趣味で作った作品じゃないだろな?内容は学生の実験映画レベルだぞ、これ。
「ええ、思ってませんよ。『ジブリーズ』付ける代わりに安くしろなんて。だって思ったのは『ジブリーズ』付けるんなら金返せ、ですから」