『グリーン・ホーネット』(2010) THE GREEN HORNET 119分 アメリカ COLUMBIA PICTURES
監督:ミシェル・ゴンドリー 製作:ニール・H・モリッツ 製作総指揮:セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、オリ・マーマー、マイケル・グリロ、ジョージ・W・トレンドル・Jr 原作:ジョージ・W・トレンドル 脚本:エヴァン・ゴールドバーグ、セス・ローゲン 撮影:ジョン・シュワルツマン プロダクションデザイン:オーウェン・パターソン 衣装デザイン:キム・バレット 編集:マイケル・トロニック 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ジェームズ・オルモス、デヴィッド・ハーバー、トム・ウィルキンソン、エドワード・ファーロング、ジェイミー・ハリス、チャド・コールマン、ジョシュア・チャンドラー・エレンバーグ、アナリー・ティプトン、テイラー・コール、ロバート・クロットワーシー、マイケル・ホールデン、ジェームズ・フランコ、アイリーン・ホワイト
『グリーン・ホーネット』のリメイク劇場版と言うからアメコミ風なものかと思っていたら、主演はセス・ローゲンときている。ひょっとしたらと思った通りかなりコメディよりな作品になっていた。
昼間は新聞社の若き社長、夜は緑のスーツに身を包み"グリーン・ホーネット"となって相棒のカトーと一緒に悪を退治するヒーローとなったセス・ローゲン。セス・ローゲン自体は武術の達人でもなければ射撃の名手でもない。戦闘はもっぱらカトーまかせ。オリジナル版でこのカトーを演じていたのが当時まだ無名だったブルース・リーだ。カトーという日系人を思わせる名前なのに演じているのは台湾出身のジェイ・チョウ。朝の美味しいカプチーノを入れていたのがカトーだと知るとセス・ローゲンは解雇した彼を呼び戻し、発明の天才である上に格闘技の達人であることを知る。そして彼と共に街の悪を討ち滅ぼしにグリーン・ホーネットとして戦いに出る。
"ホーネット"とはスズメバチの意味だそうだ。緑のスズメバチ、そんなのいないと思うが新聞社の会議の結果全会一致でこの名前に決まる。セス・ローゲンは"グリーン・ビー"だと主張していたが、その名前はいかにも弱そうだ。
グリーン・ホーネットがカトーを運転手として乗り回すのがスーパー戦闘カー"ブラック・ビューティ"である。防弾使用でミサイルや機関銃も装備している。ボンドカーも真っ青な性能である。ちゃんと脱出用シートも付いているしな。それにしても堅物に見えたセス・ローゲンの父親はカーマニアという趣味があったのだ。それら蒐集カーの整備をしていたのがカトーである。
セス・ローゲンはIT専門学校に行ってパソコン関係の仕事に就くつもりだったのだが、父親の急死によって新聞社の社長になってしまう。新聞をまともに読んだことのないセス・ローゲン。レノア(キャメロン・ディアス)という有能な秘書を得て苦手な仕事に挑み、新聞の使命感に目覚めていく。
街の暗黒面を牛耳っているのはチュドノフスキー(クリストフ・ヴァルツ)。グリーン・ホーネットの妨害に遭い暗殺指令を下すがなかなか上手くいかない。ついにぶち切れたチュドノフスキーはアメコミ風のブラッドノフスキーとなって本格的にグリーン・ホーネット抹殺に乗り出す。
3D映画なのだが、どうやら2Dで撮って後処理で3Dにしたらしくあまり立体効果を感じなかった。強いて言えば字幕が飛び出してた。って意味ねーなー。
セス・ローゲンにヒーロー役はやはり無理だったか? とにかく地味だ。カトーも正体がはっきりせずカンフーアクションが数少ない見せ場。ヒロインのキャメロン・ディアスは出番が少ないし、主演陣に華がない。その分を補うのがチュドノフスキー。個性的な悪党で部下ですら平気で殺す。スーパー悪党ではないのでラストは情けないけどな。
エドワード・ファーロングの姿を久しぶりに観たが、チョイ役過ぎて悲しい。
コメディとしてもアクションとしても中途半端。どちらかというとコメディ寄りだがあまり笑えない。
作中で日本料理店が登場するが「鉄板焼き」を焼いているのがバックに映る。やはり日本料理と言えば鉄板焼きなのか?
格闘シーンでスローになって敵の位置や武器を一瞬にして察知するスーパービジョンはありきたりだけれど面白い。
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