『サイコ4』(1990) PSYCHO IV: THE BEGINNING 96分 アメリカ
監督:ミック・ギャリス 製作:ジョージ・ザルーム、レス・メイフィールド 製作総指揮:ヒルトン・A・グリーン 脚本:ジョセフ・ステファノ 音楽:グレーム・レヴェル オリジナル音楽:バーナード・ハーマン
出演:アンソニー・パーキンス、ヘンリー・トーマス、オリヴィア・ハッセー、CCH・パウンダー、ウォーレン・フロスト、ドナ・ミッチェル、トーマス・シャスター、シャレン・キャミル、ボビ・エヴォース、ジョン・ランディス
母親殺しの殺人犯をテーマにしたラジオの生放送番組に一本の匿名電話がかかってくる。自分は、昔に母親を殺したというのだ。
そして男が語り始める若き日の男が母を殺すまでの驚くべき物語。
その男とはもちろんノーマン・ベイツ。すでに服役を終え世間に出てきている。3作目のラストを考えると一生刑務所か精神病院暮らしだろうが、それでは物語にならない。
ノーマン・ベイツがいかにして異常者になっていったかをねちっこく描いている。
監督はスティーヴン・キング作品のテレビ用映画を多く手がけているミック・ギャリス。脚本は1作目のジョセフ・ステファノ。単に過去を描くだけではなく、現在のノーマン・ベイツがラジオに電話をして過去について語り回想シーンになるというアイディアでよりストーリーを面白い物にしている。
劇場用映画ではなくテレビ用映画だが残虐な殺人シーンもいくつか含まれている。
ラジオのスタッフに何故だか『ブルース・ブラザース』などの映画監督ジョン・ランディスがいたので笑った。製作に絡んでいるわけでもなさそうだから純粋に俳優としての出演。相変わらず出たがりだ。
ノーマン・ベイツは収容時代のカウンセラーと結婚しているのだが、実際そんなことがあり得るのだろうか?ノーマン・ベイツの経歴を読めば、彼がいかに魅力的な人物に見えたとしても結婚はあり得ないと思うがどうだろう。そして安定していたかに見えた現在の彼だが自分の子を宿したという理由で奥さんを殺しにかかる。ベイツの遺伝子は自分で終わりにしたいのだ。果たして彼女の運命やいかに。
ベイツ邸も燃え去り、すべては解決したかに見えた。だがホラー映画には付き物なまだ今後も何かありげなラストが付属している。
しかし『サイコ5』は作られないだろう。それはノーマン・ベイツ役のアンソニー・パーキンスが1992年に亡くなったからである。思えばノーマン・ベイツに振り回された一生であった。
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